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財団法人日本ユニセフ協会

パートナー アグネス大使

アグネス・チャン大使がインド視察に出発

【2007年6月15日、成田発】

目覚しい経済発展を続けるインド。その影で、拡大し深刻化する、格差や貧困問題。あまり伝えられることのないインドの子どもたちの現状を、アグネス・チャン大使が視察します。アグネス大使の海外視察も、今回で10回目。たくさんの世界の子どもたちに出会い、ユニセフの支援活動の必要性や、子どもたちの現状を多くの人々に伝える活動を続けています。

インドは近年のIT産業などの躍進から、著しい経済成長を遂げました。日本の経済力を凌駕すると言われるほどの勢いを示す一方で、11億の国民の3人に1人は、いまだに1日1ドル以下の貧しい生活を余儀なくされています。

こうした「持つ者」と「持たざる者」との格差と、今日的な貧困問題の縮図となっている場所の一つが、アラビア海に臨む商業都市ムンバイ(ボンベイ)だと言われています。市民人口1200万の半数あまりを占める貧困層の多くが住むスラム地域では、「貧困」が幼い子どもの命を奪い、教育の機会を奪うという、従来から存在した「負の再生産」の問題があります。それに加え、近年の爆発的な経済成長に伴い、巨大な消費社会が出現したことで、児童労働や性的搾取、社会的差別などの面で、新たな問題を抱えています。

アグネス・チャン大使は、経済発展の谷間に取り残されたスラム地域の状況と、貧困が子どもたちの命や日常生活、そして未来に与える深刻な影響・状況を視察・報告するため、15日(金)朝、成田空港を出発しました。タイ・バンコク経由で日本時間同日深夜、ムンバイに到着し、23日(土)に帰国の予定です。帰国後には報告会が行われ、その様子はホームページやメディアを通じてお伝えいたします。

8月NHK BS特集にて、アグネス大使のインド報告放送予定
放送日程決定次第、当協会ホームページにてお伝えします。

アグネス大使のこれまでの視察については、アグネス大使の海外視察アルバムをご覧ください。

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