マリ共和国における「水と衛生」の問題の改善にご賛同いただいた皆様から、2008年4月1日〜9月30日の間に日本ユニセフ協会に寄せられた募金は16,986,738円にのぼりました。あたたかいご協力、誠にありがとうございました。
支援の対象となったのは、バマコ周辺のZegeninkorobougou地区とDogodouma地区。首都には水道や電気が通っている地域がある一方、人口密度が高く低所得者が多く住むこの2地区には清潔で安全な水を供給する給水設備がほとんどなく、電気も一部にしか通っていません。支援前、既存の給水設備の周囲には、きれいな水を求めてやってきた人々のポリバケツがぎっしりと並んでいました。 ■Zegeninkorobougou地区の給水設備(増設工事を含む)【設備1】
【設備2】
■Dogodouma地区の給水設備
給水設備ができた地区では、村人たちが主体となって設備の管理やメンテナンスを行い、持続的に設備を使用していけるように講習が行われました。また、バマコの貧困地区でも流布している水に起因する病気や、手洗いの大切さなどを学ぶための研修も行われました。 皆様からのご支援により、マリ共和国における衛生環境は少しずつ改善されています。しかし、バマコ周辺の一部の地域や農村部では、清潔で安全な水がなく、茶色く濁った水を利用して生活している村がまだたくさんあります。引き続き、皆様からのあたたかいご支援をよろしくおねがいします。 すべての写真クレジット© UNICEF Mali/ 2011 |