2014年度支援国:フィリピン
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ネパールは、世界で最も貧しい国のひとつで、人口の半数以上の人びとが国際的な貧困ライン(1日1.25米ドル)以下の暮らしをしています。人間開発指数(国連開発計画2011)では、187カ国157位となっています。子どもたちのおよそ40%が慢性的な栄養不良で、下痢や肺炎など予防や治療の可能な病気によって乳幼児の多くが命を落としています。家計を助けるため、314万人(5歳〜17歳)もの子どもたちが労働に従事し、危険な形態の労働に従事する子どもの43%が学校に行っていません。貧困家庭の子どもたちは、労働力や性的搾取を目的とした人身売買の危険にもさらされています。また、女性の社会的地位が低く、女の子は中途退学や早婚といった問題にも直面しています。
ネパールは王制が長く続いてきた国ですが、1996年に王制の廃止と世俗国家の実現を目指すマオイストが武装蜂起し、10年に及ぶ内戦を経験しました。2006年に包括的和平合意が成立し、2007年に公布された暫定憲法のもと行われた2008年の制憲議会選挙でマオイストが第一党となりました。同年5月の制憲議会初会合で240年にわたった王制が廃止され、連邦民主共和制に移行しました。現在、大統領を国家元首とし、首相(総理大臣)が内閣を統括する国家体系になっています。一方で、新憲法の起草作業が進んでおらず、憲法がない状態が続いています。
ネパールは、南アジアのヒマラヤ地域にある内陸の国で、国境の北を中国、南をインドと接しています。人口はおよそ3000万人です。気候・環境的に、山岳地帯、丘陵地帯、平原地帯の3つの地域に分けられます。100マイル(160km)ほどの間に、海抜70mから地球上でもっとも高い8848mまでの標高差があります。 首都はカトマンズです。文化的、民族的、宗教的に多様で、101の民族があり、92の言語が話されています。公用語はネパール語です。
リンブー、ライ、タマン、ネワール、グルン、マガル、タカリー等
出典:ユニセフ世界子供白書2012
*NAはデータなし
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