2013年6月30日までキャンペーン実施
キレイキレイ「アジアに広げよう キレイの輪」
〜ミャンマーでユニセフの「水と衛生」プロジェクトを支援〜
ライオン株式会社は、ハンドソープ「キレイキレイ」ブランドを通じて、ユニセフとともにアジア地域における水と衛生の問題解決に取り組む「アジアに広げよう キレイの輪」キャンペーンを2010年6月に開始しました。
同社は、これまでも「キレイキレイ」を通じて、日本国内で手洗いや手指の消毒、うがいなどの衛生行動の啓発活動を行い、10月15日の「世界手洗いの日」に際し日本ユニセフ協会が実施している取り組みにも、毎年、ボランタリーパートナーとして協力されています。
同社は、「世界手洗いの日」の活動などを通じて、海外の開発途上国では、多くの人びとが安全な水やトイレなどの衛生施設を利用できないこと、手洗い等の衛生習慣も広まっていないこと、そのために毎年多くの子どもたちが命の危険にさらされていることについて認識を深め、その問題解決にともに取り組みたいと、特にアジア地域において衛生的な生活を広めることを目的にこのキャンペーンを立ち上げました。
2010年から3年間はミャンマーでユニセフが実施する小学校やコミュニティにおける「水と衛生」プロジェクトが支援対象となり、子どもたちが衛生的な環境のなかで健やかに成長できるよう、衛生施設や衛生習慣の改善が実施されます。
キャンペーン対象期間中にお求めいただいた対象商品1点あたり1円が寄付され、このミャンマーでの衛生環境の改善事業に役立てられます。
詳細については、キャンペーンサイトをご覧ください。
「アジアに広げよう、キレイの輪」 »
ミャンマーの現状と支援活動の内容
ユニセフ・ミャンマー事務所の調査によると、調査したコミュニティでのトイレの普及率は80%。トイレに行ったあとに手を洗う人の割合は52%。食べ物を扱う前、および、赤ちゃんのうんちの処理をした後に手を洗う人の割合は、それぞれ10%と17%でした。また、食後に手を洗う人が91%だったのに対し、手洗いに灰や石けんを使う人の割合は43%でした。
この調査結果を見ても、適切な衛生習慣、特にもっとも重要な“4つのタイミング(※)での石けんを使った手洗いを広める必要があります。
(※)トイレの後、食事する前、赤ちゃんのしもの世話の後、食事の準備の前
「4つのキレイ」の大切さを伝える
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© UNICEF Myanmar/WASH 2010 |
今回の支援活動では、主に小学校の衛生施設および子どもたちの衛生習慣の改善に重点を置いています。
3年間にわたり、特に厳しい状況下にある地域から毎年16校の小学校が支援先に選定され、活動が実施されます。支援対象の学校では、トイレや手洗い設備が整備され、必要に応じて給水システムが備えられます。また、浄水用のろ過器や石けん、ふた付きのゴミ箱などが提供されます。
さらに、よい衛生習慣を広めるために、各校の教員がトレーニングを受け、児童に授業を行うための教材が提供されます。
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© UNICEF/Myanmar |
4つの「キレイ」(=きれいな水、きれいな食物、きれいな手、きれいなトイレ)をキーワードに衛生教育が実施され、石けんを使った手洗いや、適切なゴミの処理、トイレの使用などの衛生習慣を子どもたちが身につけられるよう支援します。
プロジェクトにより、支援対象校の子どもたちの80%が、少なくともトイレの後や食事の前などの重要なタイミングで、きちんと石けんで手を洗うようになると考えられ、適切な衛生習慣を身につけた子どもたちは、その家族にもよい影響をもたらし、地域社会全体の衛生習慣や衛生環境が改善されると期待されています。
このキャンペーンを通じたご支援で
すでに32校の小学校にトイレと手洗い設備が整備されています(2012年6月現在)
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© UNICEF Myanmar/WASH/2010 |
「アジアに広げよう キレイの輪」を通じたご支援により、現地では支援活動が開始されています。
ミャンマーのバンタナウ・タウンシップにある32校の小学校には、トイレ、手洗い設備、雨水タンクなどの衛生施設が整備され、子どもたちは安全な衛生環境のもとで学校生活を送れるようになりました。
また、「世界手洗いの日(10月15日)」には、この32校でも手洗いイベントを開催。子どもたちは石けんで手を洗うことの大切さについて話を聞きました。その後、新しくできた手洗い場で石けんを使ってしっかり手を洗ってからみんなで昼食を満喫しました。
学校の先生たちにも、衛生教育のためのキットが提供されています。
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