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HOME > 特集:栄養不良 > 子どもたちの命と未来を左右する栄養
公益財団法人日本ユニセフ協会

本ページは2007年現在のデータに基づいて作成されています。
より新しいデータについてはこちらをご覧ください。

いま、世界では、年間970万人の子どもが、5歳の誕生日さえ迎えられずに命を失っています。
その死の原因の53%が栄養不良に深く関わっています。
死亡原因のグラフ
栄養不良の子どもたちはどこに?

低体重は栄養不良の主な指標のひとつです。世界では1億4600万人の5歳未満の子どもが低体重です。

そして、下のグラフは、世界のどこにそうした子どもたちが多いかを示しています。 干ばつなどのために深刻な食料危機に陥っているサハラ以南のアフリカ地域には栄養不良のイメージが強いと思いますが、慢性的な栄養不良を含めるとアジア地域でも相当数の子どもたちが栄養不良に苦しんでいることが分かります。

1〜6の地域の1億4600万人の5歳未満の子どもが低体重です。
栄養が足りないということ

フォンちゃんはベトナムの3歳の女の子です。でも身体が小さく1歳くらいにしか見えません。下痢を繰り返し、いつも咳をしています。

ソマリアのハッサン君。もう走り回ってもよい年齢ですが、力なく座り込み、歩き出す気配もありません。弱々しい泣き声をあげ続けています。

二人に共通しているのは限られた食材しか口にしていないということです。栄養が偏って成長に欠かせないたんぱく質が不足しているのです。ビタミンAなど、免疫力をつける栄養素も足りないので病気にかかりやすく、基礎体力がないので風邪や下痢などのありふれた病気が原因で命を落とす危険があるのです。

栄養不良は、身体だけではなく知能の発達を遅らせる危険があります。

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しのびよる栄養不良の恐ろしさ 子どもたちの命と未来を、奪いも、守りもする「栄養」 幼い命に直結する栄養不良