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日本ユニセフ協会

啓発・アドボカシー活動

インターネットと子ども

急速に普及してきたインターネットや情報通信技術は、子どもたちの生活になくてはならないものになり、たくさんの恩恵をもたらしています。しかしその一方で子どもたちは、インターネットの利用に伴い、個人的な情報や画像の掲載、不適切な情報へのアクセス、インターネットを介したいじめ、性的被害など、多くのリスクにも直面しています。

そのようなリスクから子どもたちを守り、デジタル技術を最大限に活用するためには、法律・政策の整備だけではなく、民間や市民社会を含めた様々な関係者の協力が不可欠です。当協会は、IT業界や関係団体による様々な取り組みに長年協力しているほか、子どもたちと一緒にこの課題に取り組んでいます。

毎年2月、インターネットの安全に関する啓発活動が世界で行われる「セーファーインターネットデー」には、特設ページやSNS発信等により、子どもの安心安全なインターネット利用に関する啓発に努めています。

子どもたちとともに

ユニセフの基幹報告書『世界子供白書』の2017年のテーマは、「デジタル世界の子どもたち」。当協会は、一般社団法人ソーシャルメディア研究会と協力して、その制作に向けて子どもたちが参加するワークショップを実施するとともに、白書のグローバルな発表会をユニセフハウスで開催しました。
2019年~2020年には同研究会と協力して、中高生がインターネットの課題やその解決策を話し合うユニセフ「子どもスマホサミット」を開催し、子どもたちの提言をとりまとめて国連子どもの権利委員会に提出。日本の子どもたちの提言は委員会の文書にも反映されました。

業界団体・企業の皆さまとともに

当協会は2007 年に、インターネット上の性的搾取画像(児童ポルノ画像)へのアクセスを遮断する「ブロッキング」に関して、スウェーデンの取り組みを紹介するシンポジウムを開催しました。その後、民間主導で議論が重ねられ、2011年、民間事業者の自主的取り組みとして、ブロッキングが開始されました。現在も、この事業を運営する委員会に専門委員として参加し、協力を続けています。

また、「セーファーインターネットデー」においても、企業の皆さまと協力してシンポジウムの開催等を行っています。

関連資料