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アフリカ中部・中央アフリカ共和国で戦闘が激化し続けるなか、ユニセフは16日、子どもに対する殺傷や虐待、暴力は、人道に対する侮辱であるとの声明を出しました。 ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、「この”忘れられた危機”のなかで、中央アフリカ共和国の子どもたちの命は、長すぎる間、軽視されて続けてきました」と声をあげます。 「私たちは今、この現実をつきつけられています。この悪意に満ちた紛争に、現在、230万人もの子どもが巻き込まれています。子どもたちは、キリスト教徒、あるいは、イスラム教徒であるという理由だけで殺されています。子どもたちは避難を余儀なくされ、武装した戦闘員を避けるため、恐怖のなかで身を隠しています。子どもたちは残虐な暴力行為を目撃しています。さらに、武装勢力に加わることを強いられており、その数は6,000人にも上るとみられています。子どもたちに対するこれらの残忍な攻撃は、人道に対する侮辱です」とレーク事務局長が続けます。 50万人が避難、1時間に3人が殺害
中央アフリカで発生している紛争により、これまでに50万人を超える人々が避難を余儀なくされています。最新の報告によれば、12月の2週目だけでも、平均して1時間に3人が、戦闘により殺されました。このように安全が脅かされる中、ユニセフは、バンギやボッサンゴア、カガバンドロなどの紛争地帯において、避難した家族が必要とする支援を続けています。 今年、ユニセフはパートナーと共に、48万人を超える5歳未満の子どもに、はしかの予防接種を実施。主にボッサンゴアの避難民4万7,000人に毛布や、防水シート、石鹸、燃料容器を提供しました。現在、およそ28万人の人々が安全な水を利用することができます。またユニセフは、非常に多くの子どもたちが経験している心的外傷(トラウマ)に対する支援の一環で、子どもたちが学んだりレクリエーション活動ができる、安全な空間を提供しています。 命を守る77トン
先週13日(金)、ユニセフは、毛布や石鹸、燃料容器、薬、浄水用品、防水シート、保健用物資、助産用物資などの支援物資77トンを首都バンギに空輸。紛争に巻き込まれた家族へ、命を守る支援物資を空輸するのは過去1年間で5回目になります。 「私たちは皆、もっと多くの支援を実施しなければなりません。しかし、この残虐で憎しみに満ちた紛争を終わらせるための最終の責任は、今、この暴力に加担している人々にあります。学校や保健施設、交通機関は安全に守られなくてはなりません。そして、今後も子どもたちを傷つけ続ける人々は、その責任を負わなければなりません」(レーク事務局長) 【関連記事】 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |