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ユニセフは、今年1〜3月に中央アフリカの首都バンギにあるバンギ小児病院で、重度の急性栄養不良の治療を受けた子どもの数が、昨年の同時期の3倍になったと発表しました。バンギ小児病院は、国内最大の入院型栄養治療センターです。 多くの家庭は、作物の植え付けができず、生計を立てられず、安全な水やトイレ、保健ケアを利用できない状況にあり、栄養不良に陥る子どもは今後数カ月で急激に増加するとみられています。 栄養不良は、銃弾よりも多くの子どもの命を奪うユニセフ・中央アフリカ事務所代表のスリマン・ディアバットは「中央アフリカでは、銃弾よりも、栄養不良や栄養不良に起因する病気で命を落とす子どもがさらに多くなるでしょう。雨季が来れば、下痢やマラリアに感染する危険性は最も高くなり、栄養不良による死の危険性がさらに高まります」と述べました。 今年の1〜3月に、バンギ小児病院で重度急性栄養不良による内科的合併症の治療を受けた子どもたちは680人。昨年の同時期は214人でした。ユニセフのパートナー団体は、栄養不良の子どもたちをさらに受け入れられるように、入院用のテント2張を追加で設置しました。
同国での栄養分野で活動する人道支援関係団体は、今年、2万8,000人の子どもが重度急性栄養不良に陥ると推定。子どもの命と未来の健康が危機に瀕しています。ユニセフとパートナー団体は、栄養不良への対応を拡大し、1〜3月の間に、重度急性栄養不良の子ども6,800人以上を治療しました。 現在、中央アフリカでは、重度栄養不良の子どものため27の入院型センター、127の通院型センターを支援しています。昨年3月の危機のピーク時には、14の入院型センターと45の通院型センターが運営されており、この1年で大幅に増加しています。栄養分野のパートナーには、国際的なNGOなど10団体がいます。 危機が始まって以来、ユニセフは栄養不良の治療用ミルクやすぐに摂取可能な栄養治療食などの栄養物資を主に供給してきました。これまでに治療食と治療用ミルク計4,200カートンを提供。今月新たに、最大3,000人の治療を可能とする2,600カートンを供給します。 ユニセフは栄養不良の治療と予防の取り組みのために、1,100万米ドルの資金を必要としています。しかし現在、確保されている資金は380万米ドルに留まります。
■参考情報 栄養分野の支援活動は、現地NGOや国際NGO、国連機関など異なる組織によって構成されており、ユニセフが調整・統括をしています。 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |