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2010年、世界の人口の89%が改善された水源(水道管、ポンプ付き井戸、汚染防止井戸など)を利用できるようになり、安全な飲料水に関するミレニアム開発目標は、2015年の達成期限より5年も早く達成されました。 同年の国連総会は、すべての人が、安全な水と基礎的なトイレを利用できることを国際的な人権として決議しました。しかし、最貧困層の人々は、この基本的な権利が実現されていません。 ユニセフの水と衛生部門部長のサンジャイ・ウィジェセケラは「中所得国ですら、安全な飲料水を利用できない貧し人たちがたくさんいます。社会の周縁におかれ、時に忘れ去られている人たち、つまり支援が最も届きにくく、最も貧しく、最も厳しい環境にある人たちこそ、安全な水が利用できるようにする必要があるのです」と述べました。 清潔で安全な水が利用できない人が多い国上位10カ国
2013年にユニセフとWHOが発表した統計によると、以下の通りです。以下の10カ国で安全な飲料水が利用できない世界の人口の約3分の2を占めています。
1.中国 (1億800万人)、2.インド (9,900 万人)、3.ナイジェリア (6,300万人)、4.エチオピア(4,300万人)、5.インドネシア(3,900万人)、6.コンゴ民主共和国 (3,700万人)、7.バングラデシュ(2,600万人)、8.タンザニア連合共和国(2,200万人)、9.ケニア (1,600万人)、9.パキスタン(1,600万人) 安全な飲料水が利用できないことで特に影響を受けるのは、女性と女の子です。飲料水の水汲みは、女性や女の子が担っており、その割合は約71%に及びます。 100カ国以上で行われるユニセフの水と衛生の取り組み
ユニセフは、100カ国以上で水と衛生(WASH)プログラムを行い、最近では費用対効果の高い掘削方法とコミュニティーを基盤とした水の安全計画などに新しく取り組んでいます。こうした取り組みで、最も辺境に暮らす人たちが安全な水を使えるようになりました。例えば、パキスタンでは2012年以降、手掘りの井戸によっておよそ10万人が安全な水を使えるようになりました。 また、ユニセフは「学校での水と衛生」プログラムを各地で実施し、世界の何百もの学校で、安全な飲料水とトイレが使えるようになっています。 「豊かであろうと貧しかろうと、すべての子どもは生きる権利、健康に育つ権利、未来への権利を持っています。おとなも子どもも、すべての人が水と衛生に関する権利を享受できるようになるまで、世界は取り組み続けなければならないのです」 と、サンジャイ・ウィジェセケラ部長は述べました。 ソーシャルメディアキャンペーン #WaterIs を実施中ユニセフは、今週よりグローバルソーシャルメディアキャンペーンを開始。フェイスブックやツイッター、インスタグラムの自分のアカウントで、「自分にとって水とは?」をテーマに、写真やハッシュタグ(#WaterIs)を使って自由に意見を交わしあうことで、安全な飲み水を利用できない生活や7億6,800万人の人たちについての関心を高めていきます。 ユニセフのSNSアカウントは以下の通りです。
■参考情報
<「世界水の日」とは>
<ミレニアム開発目標について> 同宣言と1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで 採択された国際開発目標を統合し、ひとつの共通の枠組みとしてまとめたものが ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)です。 ミレニアム開発目標では、2015年までに達成すべき8つの目標が掲げられています。 開発目標7に「2015年までに、安全な飲料水と基礎的な衛生施設(トイレ)を継続的に利用できない人々の割合を1990年に比べ半減する」が掲げられました。トイレに関する目標は、現状のままでは達成が極めて困難な状況です。(トイレを使えない人:世界の人口の36%、およそ25億人※2011年統計)
<安全な飲料水とトイレに関する最新統計> 【関連ページ】
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