2023年9月6日ジュネーブ発
ユニセフ(国連児童基金)欧州・中央アジア地域事務所代表のレジーナ・デ・ドミニチスは、ウクライナのドネツク州で商店街が攻撃されたことを受け、以下の声明を発表しました。
* * *
子どもの保護を再度訴える
ウクライナの子どもたちが、またしても恐ろしい攻撃を受けました。ウクライナ東部のドネツク州コスチャンチニウカの商店街が、日中に攻撃されたのです。死者の中には子どもが少なくとも1人含まれているとの情報もあります。死傷者の数はさらに増えるでしょう。ザポリッジャではさらなる攻撃があり、学校と複数の家屋が損壊したと報じられています。
国連は、2022年2月に戦争が激化して以来、少なくとも1,715人の子どもが死傷したことを確認しています。攻撃を受けるたび、命が失われるたび、人生が修復不能なほど変わってしまうたび、ウクライナの子どもたちの心に深い傷が刻まれ、精神的ウェルビーイングが脅かされるのです。
この戦争は、子どもたちに対する戦争として続いており、その影響は何世代にもわたって続く可能性があります。このような攻撃は止まらなければなりません。子どもたちは平和を実感する機会を与えられなければなりません。
あらためて、すべての当事者に、民間人と民間インフラを保護するとともに、子どもを守る法的・道義的義務を遵守するよう求めます。