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日本ユニセフ協会

自然災害緊急募金

リビア洪水 緊急支援
ユニセフ、物資30トン超を被災地へ

2023年9月19日ニューヨーク/トリポリ(リビア)

「ストーム・ダニエル」と呼ばれる激しい暴風雨により、リビア東部全域で多くの家屋、病院、学校、そして重要なインフラに甚大な被害が生じ、推定30万人近くの子どもが影響を受けています。被害状況が次第に明らかになるなか、OCHA(国際連合人道問題調整事務所)による9月18日時点の発表では、約4,000人の死亡が確認され、9,000人以上が行方不明となっています。

物資30トン超を被災地へ

ベニナ空港に届いた、医療キット、浄水タブレット、高性能テントなどのユニセフの支援物資。(リビア、2023年9月16日撮影)

© UNICEF/UNI437076/Alshalmani
ベニナ空港に届いた、医療キット、浄水タブレット、高性能テントなどのユニセフの支援物資。(リビア、2023年9月16日撮影)

ユニセフ(国連児童基金)は、リビアの洪水で被災した子どもたちと家族の緊急のニーズに応えるため、支援物資の国際輸送の第一弾として、30トン以上の医薬品と医療機器、浄水剤、非常食、高性能テントを空輸しました。これらの物資は、コペンハーゲンにあるユニセフの物資供給センターと、被災地により近いドバイにあるユニセフの物資供給倉庫から発送されました。

リビアに輸送された第一弾のユニセフ支援物資には、以下が含まれます:

  1. 医療キット(医療機材・医薬品を含む):71セット
  2. 浄水剤:10万錠
  3. 急性水様性下痢キット:15セット
  4. 高性能テント:25張
  5. 防水シート:250枚

そして第二弾として、さらに40トンの支援物資を、今週22日(金)にリビアに空輸する予定です。これらの物資には、幼い子どものためのすぐに食べられる栄養治療食(RUTF)、非常食、浄水剤、給水タンク、緊急保健キット等が含まれる予定です。

ユニセフは、関係機関と協力し、安全な飲料水、医療物資、移動式保健チーム、心理社会的支援の提供、および家族の捜索を当面の優先課題として、洪水により被災した子どもたちや家族のための活動を続けていきます。これらの命を守る緊急支援のために、ユニセフは少なくとも650万米ドルを必要としており、国際社会に支援を呼びかけています。

 

ユニセフ「自然災害緊急募金」ご協力のお願い

地震や津波、洪水、台風やサイクロン、干ばつなどの自然災害に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「自然災害緊急募金」を受け付けております。リビアで発生した洪水の影響を受けた子どもを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。

お寄せいただいたご寄付は、被災した子どもと家族が1日でも早く日常生活を取り戻せるように、安全な飲み水や衛生用品等の緊急支援物資の提供、教育の再開支援、子どもの心理社会的サポートなど、ユニセフが被災地で行う緊急・復興支援活動に役立てられます。

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