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ユニセフ(国際連合児童基金)マラウイ事務所は、南部国境地帯にある避難民キャンプが、コレラ流行に備えて厳戒態勢にあると発表。そのキャンプでは、今年1月に発生した洪水災害により、避難している大勢の人々が溢れかえっている状況です。 39人がコレラに感染マラウイ保健省は、マラウイ全土において、この2週間で2人の死亡を含む39人*がコレラに感染していることを確認しています。急速な感染拡大はより大きな集団感染につながる恐れがあり、仮にそれが起こった場合、すでに過重負担となっている保健サービスの対応能力を超えてしまう可能性が新たに懸念されています。
*マラウイ保健省によると2月24日時点、39人の感染者のうち34人が洪水で被災したンサンジェ県で発症。残り5人は、洪水の被害を受けていない隣国モザンビークの国境に近い南西部ムワンザ県で発症。第1例目の確認日は今年2月13日。すべての発症例がモザンビーク・テテ県のコレラ流行と関連しているとみられている。 隣国モザンビークでは、2014年12月25日以降、多くの子どもたちを含む3,400人以上のコレラ感染例と37人の死者という憂慮すべき状況が報告されています。 感染拡大阻止のため、求められる迅速な支援
コレラ感染の初期症状は、殆ど、あるいは全く見られません。しかし、初期段階でも人から人へと感染するため、感染の拡大につながります。その後、下痢や嘔吐の症状がみられて、さらに進行すると重度の脱水症状を引き起こします。適切な治療を受けられないと数時間で死に至る病気のため、特に幼い子どもにとっては危険な感染症です。 ユニセフ・マラウイ事務所代表のマヒンボ・ンドエは、「マラウイにおける国際人道支援組織として、ユニセフは、さらなる感染拡大を阻止するために迅速に行動する必要があります。避難している人々、特に免疫力が低下している栄養不良の子どもたちは、非常に危険な状況に置かれています。ユニセフは、コレラ拡大を防止する上で重要な、移動式の保健サービスや、安全な水と衛生などの支援を実施し、マラウイ政府を支援しています」と述べました。 人口が密集し、安全な水と衛生が確保できない環境下で暮らす人々にとって、コレラは公衆衛生の深刻な問題です。コレラはマラウイの風土病である一方、過去3年間、一度も感染例の報告がありませんでした。マラウイで最後に大規模なコレラ流行が発生したのは2009年で、その時には1,000人を超える感染者が出ました。 ユニセフとマラウイ保健省や世界保健機関などのパートナー機関・団体は、現在、日常的に状況を監視し、疑いのあるすべての感染例に対応しています。 * * * ■マラウイ洪水について
※現在、南スーダン、中央アフリカ共和国への緊急募金は「人道危機緊急募金」で受け付けています。
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