【2018年1月20日 アンマン(ヨルダン)発】
シリアからレバノンに移動中の子どもたちが凍死した事態について、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレが、以下の声明を発表しました。
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© UNICEF/UN0156123/Souleiman |
冬服の支援物資を受け取った5歳のハリド君。(2017年12月24日撮影) |
レバノン東部のシリアとの国境にあるマスナア検問所近くで、少なくとも2人の子どもを含む12人のシリア人が命を落としたことは悲劇です。
シリアの人々は依然として、自らとその子どもたちの命を危険に晒しながらも、身の安全と避難場所を必死に求めています。
私たちの心は、まもなく8年目に突入する戦争の犠牲として大切な人を失った家族の方々と共にあります。
地域住民とレバノン当局が、零下の気温と雪に覆われた山岳地域に取り残されているとされる人々の探索を続けており、今後子どもの被害者が増えることも考えられます。
シリア、レバノン、イラク、イエメン、パレスチナ、ヨルダン、トルコ、エジプト、さらに多くの世界の紛争地や紛争の影響を受ける地域に暮らす子どもたちは、毎冬、寒さをしのぐことが困難な状態にあります。
ユニセフは、パートナー団体と協力して、家族が厳しい冬を乗り切れるよう支援しています。ユニセフは、暖かい服と毛布、および学校の暖房のための燃料を提供しています。
しかし、シリア人の子ども2人の死は、さらなる支援が必要とされていることを示唆しています。
残虐な戦争は終わらせなければなりません。そして、最も影響を受けている子どもたちへの寛容と支援を増やさなければなりません。もう、言い訳は通じません。これ以上、子どもたちを裏切り続けることはできないのです。
■ユニセフの越冬支援について
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口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
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*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
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