【2018年2月23日 アブジャ(ナイジェリア)発】
2月19日(月)にナイジェリア北東部にある女子高校が襲撃され、少女90人以上(2/23時点)が行方不明となった事態について、ユニセフ(国連児童基金)西部・中部アフリカ地域事務所代表のマリー・ピエール・ポワリエが以下の声明を発表しました。
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© UNICEF/UN0126111/Bindra
学校に通う武装勢力から逃れた子どもたち。(バンキ)2017年9月撮影
2月19日(月)、ナイジェリア北東部ヨベ州のダプチ(Dapchi)にある公立ブルサリ科学女子高校が、武装勢力の襲撃を受けました。未確認情報によりますと90人以上の女の子が行方不明となっています。
ユニセフは、この襲撃を厳しく非難し、拘束されているすべての女の子の迅速かつ無条件の解放を求めます。
ユニセフは、このような残虐な暴力行為を深く憂慮しています。学校への攻撃は子どもの権利および国際人道法の侵害です。学校はいかなる時でも安全な空間であり、保護されなければならないのです。
学校に見送った子どもが、家に戻ってこない家族を慰める言葉はありません。私たちは、行方不明になった女の子たちの家族、そしてこの恐ろしい事件の影響を受けているコミュニティと共にあります。
私たちは、4年前にボコ・ハラム武装勢力により276人の女の子が拉致されるという、チボックの女の子たちの身の上に起きた悲劇を忘れてはいません。いまだに多くの女の子が戻ることができていません。そして、またしても新たな恐怖が起きてしまいました。これは学校に対する攻撃に留まりません。これは私たちすべてに対する攻撃なのです。
私たちは、ナイジェリア政府の努力を支持し、行方不明となったブルサリの女の子の安全な帰還のために彼らが不断の努力をもってあらゆる措置をとることを期待しています。
2009年に暴動が始まって以来、2,295人以上の教員が殺害され、1万9,000人が避難民となり、1,400校近くの学校が破壊されました。
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