【2018年3月21日 アブジャ(ナイジェリア)発】
2月にナイジェリア東部ヨベ州のダプチで学校が襲撃され拉致された女子生徒たちの多くが、本日解放されたという情報を得たことについて、ユニセフ(国連児童基金)ナイジェリア事務所長モハメド・マリック・フォールは以下の声明を発表しました。
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© UNICEF/UN0126512/Bindra |
ボコ・ハラムに拉致され、性的暴力を受けた女の子たち。(2017年9月撮影※こちらの写真は、本文内で今回解放された女の子とたちとは関係ありません。) |
ユニセフは、今年2月19日にナイジェリア東部ヨベ州のダプチで学校が襲撃され拉致された女子生徒の多くが、解放され家族の元に帰ったという本日の報道を歓迎します。未確認情報によれば、100人以上の女子生徒が解放されたと言われています。
私たちは、女子生徒たちが家族という安全な環境の元に戻れたことを嬉しく思います。
ユニセフはヨベ州の青年省と緊密に協力し、女子生徒と家族に必要な支援を提供します。この1カ月間、女子生徒たちは身体的・性的暴力に晒された恐れがあります。彼女たちが不安を克服し学校に戻れるようになるためには、家族とコミュニティの支援が不可欠です。
ユニセフは、市民団体とも協力し、すべての女子生徒が確実に、医療ケアや心理社会的ケアなどにおいて一人ひとり個別にケアを受けられるよう取り組んでいきます。
帰ることができなかった娘さんのご家族の皆様には、心よりお悔やみ申し上げます。まだ確認待ちですが、5人の女子生徒が亡くなったという情報を得ています。ユニセフは娘さんを失ったご家族の悲しみを共有いたします。
ユニセフはあらためて、すべての拉致された女子生徒の解放を求めます。学校は安全な場所でなくてはならず、いかなるときも守られなければなりません。2009年に暴動が勃発して以来、2,295人以上の教員が殺害され、1万9,000人が避難を余儀なくされ、1,400校近くの学校が破壊されました。
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