【2020年6月19日 ニューヨーク発】
開発途上国および新興経済国のテクノロジー企業8社が、ユニセフ(国連児童基金)の仮想通貨(暗号資産)ファンド(CryptoFund)から投資を受け、地域および世界の課題に取り組みます。
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CryptoFundは、7カ国の8社に125イーサリアム(ETH)を投資し、今後6カ月にわたりプロトタイプの作成や技術の拡大などに資金が使われます。8社はAfinidata、Avyantra、Cireha、Ideasis、OS City、StaTwig、SomlengおよびUtopicです。
投資を受けるこれらの企業は、ユニセフのイノベーション・ファンドから法定通貨で最大10万米ドルをすでに受け取っており、現在はオープンソースおよびデジタル公共財の開発を継続するために仮想通貨を受け取っています。
いくつかの企業はそれぞれの技術を活かし、世界の子どもと若者への新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を緩和するために取り組んでいます。こうした企業は国や地域のパートナーと協力し、COVID-19に関する重要なメッセージを発信し、脆弱なコミュニティへの米の配達の有効性を追跡し、遠隔学習を通じて子どもの読み書きの能力を向上させ、パンデミックや孤立からくる不安をケアするなど不可欠なソリューションを提供しています。
「デジタルの世界が想像以上に早く近づいてきているのを目の当たりにしています。ユニセフは、現在そして未来の子どもたちの助けとなれるよう、この新しい世界のすべてのツールを活用しなければなりません」とイノベーション部門プリンシパル・アドバイザー兼ユニセフ・ベンチャー共同代表のクリストファー・ファビアンは述べました。「これらの資金を世界7カ国の8つの企業へ送金するのにかかった時間は20分未満で、費用も20米ドル未満でした。ほぼ瞬時に価値を世界で移動でき、手数料は送金総額の0.00009%未満、そして寄付いただいた方やご支援者に対してリアルタイムの透明性を確保できる、胸を躍らせるツールです」
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ユニセフ・イノベーション・ファンドを卒業したスタートアップ約40社から選ばれたこれら8社は、技術評価、オープンソース技術ソリューションの品質評価、インパクト評価などを受けています。
投資を受けるこれらの企業には、資金提供に加えて事業成長のためのメンターシップ、製品・技術支援、オープンソースとUX・UIの開発支援、専門家やパートナーへのアクセス、およびソリューションを紹介する機会が提供されます。
ユニセフ・イノベーション・ファンドとCryptoFundは現在、資金調達(最大10万米ドルと仮想通貨)とメンターシップを申請するためのブロックチェーンソリューションを公募しています。詳細はこちらからご覧いただけます。
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