【2020年12月21日 ニューヨーク発】
COVAXにおけるワクチン調達機関としてユニセフ(国連児童基金)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン市場のさまざまなデータをグラフィカルにまとめたダッシュボード(COVID-19 Vaccine Market Dashboard)を開設しました。これは、急速に発展するCOVID-19ワクチン市場の動向と、世界各国のために公正かつ公平なアクセスを確保するためのCOVAXファシリティの取り組みを提供するための、国、パートナー、および産業界向けの双方向ツールです。
© UNICEF
COVID-19ワクチン市場のダッシュボードより「世界のワクチン開発の動向」を示すグラフ
本ダッシュボードでは、世界のワクチン開発の動向、予測されるワクチン生産能力、公表された二国間および多国間の供給協定、および報告されたワクチン価格について、定期的に更新されたデータを提供します。
尚、COVAXファシリティに代わって現在ユニセフと汎米保健機構(PAHO)が共同で行っているワクチンの入札が完了後、本ダッシュボードは、2021年末までに20億回分のワクチンを確保するというCOVAXファシリティの目標に向けた進捗状況を可視化するために拡張される予定です。さらに2021年には、ユニセフとCOVAXファシリティに参加する他の調達者による調達状況の最新情報を提供し、ユニセフや他の参加国・機関の調達者による納入状況も追跡します。
© UNICEF/UN0372169/Alzekri
アデン空港に到着した医療物資と個人用防護具(PPE)の支援物資。(イエメン、2020年11月11日撮影)
ユニセフはまた、本日、海運会社や航空会社を含む物流業界18社と世界経済フォーラムとの間で、ユニセフによるワクチン並びにその関連物資の国際輸送や国内配送への支援や、必要に応じた各国政府への専門的支援などをうたった趣意書に署名し、ワクチンの安全で効率的な配布において共に中心的な役割を果たしていくことを発表しました。
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