【2019年11月6日 東京発】
2019年11月6日(水)より、写真展『長谷部誠大使 ロヒンギャ難民キャンプ訪問~未来を切り拓くために~』(撮影:辻徹也/(株)博報堂プロダクツ)を、ユニセフハウス(東京・港区)1Fの企画展示コーナーにて開催いたします。
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2019年6月、ドイツのプロサッカーリーグ(ブンデスリーガ)で活躍する日本ユニセフ協会大使の長谷部誠選手が、世界最大級といわれるバングラデシュの難民キャンプを訪問しました。
ミャンマー西部のラカイン州に暮らしながらも、国籍を持たず、長年にわたって差別と迫害に苦しめられてきたイスラム系少数民族=ロヒンギャの人々。
故郷で起こった武力衝突を逃れた74万人が、道なき道を歩き、川を渡り、国境を越え、隣国バングラデシュに押し寄せたのは、2017年8月のことでした。
何日も、何週間もかけたどり着いたのは、医療施設はおろか、食糧や水、電気もない野原。感染症や極度の栄養不足によって、40万を超える子どもたちの命が危険にさらされました。
その最大の危機から2年――。
整備が進み、表面的には落ち着きをみせる難民キャンプで、ユニセフをはじめ支援団体とバングラデシュ政府は現在、一度身に付ければ、どこへ行っても活かすことができ、奪われることもない技術や知識の習得の支援に力を入れています。
同じアジアの片隅に「これから自分たちはどこへ向かうのか?」将来に大きな不安を抱えながら、ひしめき合うように生きている91万ものロヒンギャ難民の人々。
本写真展では、長谷部大使の訪問を通じ、日本でも忘れられかけているこの世界最大級の人道危機への関心をあらためて呼びかけます。
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<ユニセフハウスについて>
開館時間
※但し、上記が祝日にあたる場合は閉館
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