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「子どもの権利条約」について
「子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)」って聞いたことがありますか?世界中のすべての子どもたちがもっている“権利”について定めた条約です。戦争に巻きこまれてしまったり、防げる病気で命をうしなってしまったり、つらい仕事で1日が終わってしまったり…世界には厳しいくらしをしている子どもたちがいます。 「子どもの権利条約」は、そんな子どもたちをはじめ、世界中の子どもたちの強い味方です。ユニセフもこの条約に書かれた子どもたちの権利を守るために活動しています。 「子どもの権利条約」ができるまで
用語解説
調べてみよう!「子どもの権利条約」が定めている権利この条約は大きくわけて次の4つの子どもの権利を守るように定めています。
考えてみよう!それぞれの条文を読むとき、その条文は上の4つのどのグループにわけることができるか、考えてリストをつくってみよう。 「子どもの権利条約」採択後のようす●日本国内では1994年、日本政府が「子どもの権利条約」を批准してから、いろいろなところで、「子どもの権利」を守ろう、という動きが出ています。たとえば…
条約を批准してから2年以内、その後は5年ごとに、各国は国連の「子どもの権利委員会」で国内の子どもの権利を守る取り組みについて報告を出さなければなりません。この報告は、政府と民間の団体(NGO)から出されます。委員会は両方の報告を見て、どんなところが欠けているか、どんな対策をもっと取るべきか、指摘します。 日本は1998年5月にこの委員会に報告を出しましたが、この時には、子どもの休息、余暇の権利を実現できるしくみを考えるように指摘されました。 ●国連では現行の「子どもの権利条約」を見直して2000年5月に次のふたつの選択議定書(せんたくぎていしょ)が採択されています。 用語解説
ユニセフと「子どもの権利条約」ユニセフは「子どもの権利条約」をつくり、それを広めることに大きく関わってきました。「子どもの権利条約」の第45条にもユニセフの名前が示されています。 ユニセフの活動の基盤は「子どもの権利条約」そのものです。ユニセフは活動の計画をたてるときには次のことがらをとくに考えています。
調べてみよう!「子どもの広場」でユニセフの活動を学習して、ユニセフの活動が「子どもの権利条約」に書かれてある条文とどのように関連しているか調べよう。 |