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子どもの権利を尊重・推進するビジネス

「原則」について

子どもの権利とビジネス原則

企業活動における子どもの権利に関する10の原則

子どもの権利とビジネス原則

著者:ユニセフ、国連グローバル・コンパクト、セーブ・ザ・チルドレン
出版: 2012年3月
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ユニセフが国連グローバル・コンパクト、セーブ・ザ・チルドレンとともに策定した「子どもの権利とビジネス原則」(以下、「原則」)は、企業が子どもの権利を尊重し推進するために職場、市場や地域社会で行うことのできる様々な活動を示した、初めての包括的な原則です。近年、企業と人権に関する議論は盛んに行われるようになりましたが、子どもの権利という観点は、明確には扱われてきませんでした。

「原則」は、ビジネスと子どもに関する既存の基準、取り組みやよい実践例などに基づいて作られました。企業が子どもたちに与える正の影響を最大化し、負の影響を最小限に抑えることができるよう、これまでにはなかった包括的なビジョンを提供することをめざしています。ステークホルダーとして見落とされがちな子どもとの関係について、企業がどのようなことを期待できて、また企業にとってどのような機会があるのかということを説明しているのです。

「原則」の位置づけ

「子どもの権利とビジネス原則」は、新たな権利を作り出すものではなく、既に「子どもの権利条約」によって確立された子どもの権利を、企業が尊重していくための実践的な枠組みを提供しています。また、「ビジネスと人権に関する指導原則」や「国連グローバル・コンパクト原則」等の、すでに国際的に承認された基準に基づいています。「原則」を、国際的な人権とビジネスに関する全体図の中に位置づけると、以下のようになります。

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