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ワクチンひとつで守れる命

各国からの報告:シエラレオネ はしか・マラリアキャンペーンが80万人以上の子どもたちに…

 【シエラレオネ、フリータウン  2006年 11月28日発】

© UNICEF Sierra Leone/2006/Savage
キャンペーン期間中、はしかの予防接種を受ける子ども
 

シエラレオネでは、全国はしか・マラリア予防キャンペーンが成功裏に終了しました。推定で 80万人の5歳未満の子どもが、このキャンペーンを通じて、命を守る大切な機会を手にしました。

11月始めに開かれたキャンペーンのキックオフイベントで、皆の努力が子どもたちの病気や死亡を減らすだろうと述べたアバトール・トーマス保健・衛生大臣は、さらにこう付け加えました。「キャンペーンは、子どもや妊産婦の高い死亡率と闘う我が国の取り組みを加速させ、我が国のミレニアム開発目標達成を後押しするでしょう」

保健事業の一体化
© UNICEF Sierra Leone/2006/Savage
シエラレオネの保健・衛生大臣アバトール・トーマス氏。キャンペーンのイベントの後、母親や子どもたちに蚊帳を手渡した。

1週間続いたキャンペーンでは、1万人のボランティアが活動しました。国中のすべての保健センター、コミュニティの保健所、予防接種拠点、後方支援の病院にボランティアが派遣されました。
キャンペーンでは次の4つの活動が一緒に実施されました。

  • はしかの予防接種
  • 殺虫効果が長く続く蚊帳の配布
  • 免疫力を高めるビタミン A の補給
  • 投薬による寄生虫の除去

シエラレオネ政府によって主導されたこの画期的な活動を、ユニセフや WHO (世界保健機関)のほか、多くの市民グループや民間組織が支えました。

もっとも高い 5歳未満児死亡率
© UNICEF Sierra Leone/2006/Savage
首都フリータウンの郊外ドウォルザークの保健センターは、お母さんと子どもたちでごったがえした。

シエラレオネにおける5歳未満児および妊産婦の死亡率は、世界でもっとも高い値を示しています。はしか、マラリア、ビタミン A 欠乏症、寄生虫病は、幼い子どもたちにとって最大の敵です。

予防接種で防ぐことのできる病気のうち48%がはしかによるものです。マラリアは、5歳未満児の死亡原因の33%を占めています。

マラリアを予防する効果のある蚊帳の中で眠っている子どもはわずか15%。しかし、この新しい活動によって、その割合は劇的に増えるだろうと予想されています。

安定の時代を迎えて…

シエラレオネでは、戦争が予防接種活動の大きな障害となってきました。 1999年まで、子どもの予防接種率はわずか5%足らずで、乳児や妊産婦の高い死亡率の原因となっていました。

今、ようやく安定と平和の時代を迎えたシエラレオネでは、国中で保健活動を実施できる環境が整いつつあります。ユニセフは、乳幼児や母親の死亡率を減らすことを目標に、国家の保健政策や保健人材政策を実施できるよう、シエラレオネ政府を支援しています。

「目標達成のために、ユニセフは、ミレニアム開発目標と関連付け、焦点をしぼって国のプログラムを戦略的に強化してきました。私たちは、子どもの生きる権利、育つ権利、守られる権利を守らなければならないのです」と、ユニセフ・シエラレオネ代表ギート・カペラールは力強く話します。

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