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ワクチンひとつで守れる命

各国からの報告:マダガスカル 破傷風の根絶を目指して 予防接種キャンペーン

 【マダガスカル、ミアンドリバーゾ 2006年 7月20日発】

© UNICEF video
2番目の子どもを妊娠中のマキシミリアンは、村を訪れた移動保健チームから破傷風の予防接種を受けることができた
 

マミー医師とシスター・ヘンリエッタは、マダガスカル南東のミアンドリバーゾにある小さな村に向かって、5キロの道のりを熱い太陽が照りつける下をてくてくと歩いていました。2人が連れた保健員チームは、母親たちを破傷風から守る予防接種のためにやってきたのです。
そう、この24歳の母親マキシミリアンのような母親たちを守るために…。

「ここまで歩いて来てくれるなんて本当にうれしいです」
2人目の子どもを身ごもって5ヶ月になるマキシミリアンは喜びいっぱいです。 「私にも、このおなかの子どもにも、破傷風を防ぐための予防接種が必要だなんて、全然思いもつかなかったの」と彼女は話します。

マミー医師は、彼のチームがこの島国で破傷風の根絶の一助を担っているということを誇らしく思うと話します。 「バスや車のないところでも、こういう小さい村にたどり着く努力をしなければなりません。私たちが移動保健チームと呼ばれるのはそういう理由からです」

子どもの死亡率を下げる
© UNICEF video
医師でもあるユニセフの保健担当官ニルダ・ランボー。女性に破傷風のワクチン接種をする
UNICEF Television:Low | High

昨年、保健省によって実施された第3回破傷風予防接種キャンペーンによって、全国111地区のうち19地区の出産適齢期の女性がこの病気から守られるようになりました。これらの19地区は、予防接種率が特に低く、危険が高い地域でした。

「ユニセフは、1人の女性も取り残さないように、徹底した予防接種キャンペーンを実施できるように保健省を支援しました」ユニセフの保健担当官ニルダ・ランボーはこう続けます。

「出生前のケアを適当な時期に行うこと、新生児ケアを広めること、早い時期から母乳育児を徹底すること、マラリアのような病気の治療ができるようにすること、こうしたことによって、この国の子どもの死亡率は大きく下がるでしょう」

マミー医師、そして、ユニセフなどに支えられた移動保健チームのたゆみない活動が、破傷風をはじめ、マダガスカルの何万人もの子どもたちの命を奪いつづけている病気を根絶する力となるでしょう。

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