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日本ユニセフ協会
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新型コロナウイルス
ナイジェリアに支援物資輸送 検査キット、緊急医療用キットなど

【2020年4月16日  アブジャ(ナイジェリア) 発】

ユニセフ(国連児童基金)が輸送した重要な医療物資が16日、ナイジェリアに到着しました。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックと闘うためのもので、マースク社のターミナル部門・APMターミナルズから資金提供を受けた航空機で届けられました。

政府の対応計画、子どもとその家族を支援

到着した検査キット、酸素濃縮器、PPE、ワクチン、緊急医療用キット等を含む重要な医療物資。(2020年4月16日撮影)

© UNICEF/UNI322101/

到着した検査キット、酸素濃縮器、PPE、ワクチン、緊急医療用キット等を含む重要な医療物資。(2020年4月16日撮影)

物資には、1万個の検査キット、15台の酸素濃縮器、個人用防護具(PPE)、ワクチン、緊急医療用キット、およびその他の重要な医療物資が含まれます。これらは、ナイジェリア政府のCOVID-19対応計画や、子どもとその家族を支援するユニセフの活動を行うためのものです。

また、影響を受ける州でCOVID-19の感染拡大に対処するナイジェリア政府の取り組みのために使われます。物資は、欧州連合(EU)と通信事業者IHSナイジェリアの共同出資により確保されました。

個人用防護具(PPE)は、ウイルスの影響を受ける人々に対し最前線でケアと治療を行う医師やその他の医療スタッフを守ります。検査キットによって、感染疑いのある人を検査し健康状態を確認できるため、治療を行い、その家族やコミュニティを守ることができます。

「各国政府、企業、パートナー団体との強固な協力関係を通じてのみ、命を守るための物資を最も支援を必要とする子どもたちに届け続けることができます」とユニセフ物資供給センター長のエトレバ・カディリは述べました。「前例のない物流上の課題に直面する中で、この輸送を可能にしたマースク社のサポートに感謝します」

「ウイルスの蔓延を防ぐためには、早期の取り組みが鍵であることを私たちは知っています」とナイジェリア事務所代表ピーター・ホーキンスは述べました。「ユニセフは、ナイジェリアの子どもと家族に支援を届け、感染拡大から国を守るための政府の継続的で強固な取り組みをサポートする、企業とパートナー団体に感謝します」

COVID-19のリスクや自分を守る方法を伝える

APMターミナルズから資金提供を受けた航空機で届けられた重要な医療物資。(2020年4月16日撮影)

© UNICEF/UNI322102/

APMターミナルズから資金提供を受けた航空機で届けられた重要な医療物資。(2020年4月16日撮影)

2月下旬にナイジェリアでCOVID-19が発生して以降、ユニセフはナイジェリア政府によるパンデミックへの対応を支援し、リスクコミュニケーションとコミュニティへの参加、感染の予防と制御、疫学調査、症例管理に取り組んできました。ユニセフは、メッセージ、インフォグラフィックや視聴覚資料の発信を通じ、COVID-19のリスクや自分を守る方法をナイジェリアの人々に届けています。

支援物資の輸送は、パンデミックにおけるユニセフの取り組みのひとつです。ユニセフは、COVID-19との闘いにおいて、各国政府、パートナー団体、コミュニティと協力して取り組んでいます。COVID-19の発生以降、ユニセフは世界各国に向けて630万枚以上の手袋、100万枚の医療用マスク、26万7,831枚のN95マスク、23万395着のガウン、1万3,128個のゴーグル、1万9,178個のフェイスシールドを輸送しました。

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