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日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

氏名 田中 慧
派遣先 ケニア事務所
派遣期間 2024年7月~2024年10月

2024年7月から10月まで、ケニアの首都ナイロビにあるユニセフ国事務所の計画・モニタリング・評価チームにてインターンをさせていただきました。

ケニアはアフリカの東海岸に位置する国です。乾燥地帯では気候変動により過去40年で最悪の干ばつに見舞われています。また、2024年の洪水被害は子どもと女性に甚大な影響をもたらしています。ユニセフは支援の必要なコミュニティに対して救命および保護介入を行っています。

私はパートナーシップ事業の業務を担当しました。パートナーシップ事業とは、ユニセフが国際NGOやローカルNPOなどと協力関係を結んで支援を提供する枠組みです。業務の中でも特に重点的に取り組んだ、予算編成モニタリングとパフォーマンスの追跡について報告いたします。

まず、リソース割り当ての最適化を目的として間接費用モニタリングを行いました。具体的には、人材・運用コストに関して資金運用方法を比較・分析しました。効果的・効率的な資金運用には課題があることが明らかとなり、コスト配分を最適化するツールの検討や給与計算標準化の提案に至りました。

また、計画された活動に対する達成度の正確な評価を目的として、パートナーシップレポートの全体的な分析・評価を行いました。具体的には、報告内容と実際の達成度にギャップが無いかを特定しました。適切なパートナーシップ運営のためにレポートの品質改善や明確な達成度評価の定義設定が必要という提言に達しました。

これらの成果物は副代表も出席する全体会議の中でチーフから報告され、パートナーシップアプローチに関する意思決定に役立てられました。

今回の経験を通して、同僚や上司に仕事の質や対人スキルを評価してもらったことは自信に繋がりました。今後国際協力のキャリアを積んでいくにあたり、この経験が基盤となり糧 となる事を確信しています。このような機会をくださった日本ユニセフ協会のみなさまに心より感謝申し上げます。

ケニアカントリーオフィスは広大な敷地にUN組織が集結しています。

素晴らしいPMEチームメンバーと。送別会の様子。

ナイロビの非公式居住地へフィールド訪問をした時の様子。

写真:©日本ユニセフ協会