HOME > 世界の子どもたち > 緊急支援情報 > パレスチナ情報 2006/6/15
財団法人日本ユニセフ協会



混迷を深めるパレスチナ
最大の被害者は子どもたち

国際的な孤立が深まるパレスチナ自治区。学校も保健所も病院も公立の施設が殆どのこの地域で、先生や保健士、医師に最後に給与が支払われてから既に3ヶ月。政治の混迷や治安の悪化の「つけ」が、子どもたちに及んでいます。

ユニセフは昨年11月、パレスチナの子どもたちのために、国際社会に840万ドル(約9億5700万円)の緊急支援を求めましたが、本当に基本的な医療サービスや学校の運営に必要な最低限の物資にも事欠く状況になりつつある現在のパレスチナ状況を受け、6月12日現在、国際社会に、当初の約3倍、総額2270万ドル(約25億6000万円)の支援を求めています。

6月9日までに、世界から必要額の21%、476万ドル(約5億4000万円)の支援が寄せられましたが、新生児ケアに必要な医薬品や、9月の新学期に学校が予定通り再開できるようにするために必要な学用品や教材などの購入・配布等に必要な資金がまだまだ足りない状況です。

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◇募金のお願い◇
日本ユニセフ協会では、治安悪化により困難な生活を強いられる人々を
支援するため、パレスチナ緊急募金を受け付ています。
皆さまのご協力をお願いいたします。
(募金の受付は2006年12月末日までとさせていただきます。)