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ユニセフがガザの子どもたちにレクリエーション・キットを配布【2006年6月29日、パレスチナ自治区ガザ地区発】
ガザ地区での戦闘が激化するとともに学校も夏休みに入り、夏の暑さと治安状況の悪化から、子どもたちは安全な遊び場所を奪われ、ほとんどなにもすることがありません。 紛争の中で生活している子どもは、自分たちが感じているストレスや恐怖を内に抱えてしまうことがよくあります。そのためユニセフは、家に閉じ込められている子どもが創造的かつ積極的に遊んだり自己を表現することができるよう手助けする遊具などを各家庭に贈っています。 6月29日、ユニセフは1キットの中に10人分のパズルやぬり絵、クレヨン、ノート、鉛筆が詰まったレクリエーション・キット112キットを、戦闘地域に近いベイトラヒヤとベイ・ハヌーン北部の村に住むベドウィンの家庭の子どもたちに配布しました。 「家の外で遊ぶのは怖いし、電気がきてないから家でテレビを見ることもできないんだ」と、10歳のリハブ君は語ります。「箱を見たとき、食べ物かなと思ったんだ。でも、妹が箱を開けたらおもちゃが見えて、信じられないくらいびっくりしたよ」 子どもの世話をするおとなたちは治安状況への心配を日に日に募らせ、子どもたちは普段のように通りで遊ぶことが許されていません。「子どもたちはおもちゃを見たとき、とても喜んでいました。中には、子どもが今まで見たことがないものまでありました」と、リハブ君の母は語りました。このキットはユニセフ・イタリア国内委員会の資金提供によって送られたものです。 ユニセフはパレスティナにおいて、以下のような緊急支援活動を行っています。
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