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公益財団法人日本ユニセフ協会
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アフリカ緊急募金 第6報
マラウイ 洪水被害
死者48人、約7万人が避難
ユニセフ緊急支援 開始

【2015年1月15日 リロングェ(マラウイ)発】

マラウイの女の子。
© UNICEF/HIVA2014-00014/Schermbrucker
マラウイの女の子。※記事との直接の関係はありません

ユニセフ・マラウイ事務所は、マラウイを襲った暴雨と大洪水で推計48人が死亡、7万人が避難している状況を受け、ここ数日間で緊急支援を強化する計画を発表しました。事前備蓄物資を利用し、テントやバケツ、浄水剤、簡易トイレの配布を進めています。また、1,500世帯分の救援キットと毛布1,650枚の緊急支援物資が、中央倉庫から被災エリアに急送されました。

洪水で7万人が避難

増水は作物や家畜、家屋に広域な被害をもたらし、多くの人々が住む場所を失いました。最南部のンサンジェ県では、多くの道路が寸断され、コミュニティが孤立しています。村々の人々、特に最も弱い立場にある子どもたちが溺死する恐れも出ています。

マラウイ共和国大統領は、1964年以来最悪の洪水に見舞われたとして、被災地域に対して災害宣言を行いました。政府は、食糧やテント、防水シート、屋根や窓を覆うためのプラスチック製シート、調理器具、毛布などの非食糧支援物資に加え、不明者の捜索や救命活動を進めるための支援を国際社会に呼びかけています。

これを受け、ユニセフや他国連機関は被害状況の調査を開始し、現場のニーズの把握を進めています。インフラや道路が破壊された状況下での調査が困難をきたしている一方で、必要な情報が収集されています。

■参考情報:被災概況
<1月14日 OCHA(国連人道問題調整事務所)発表>

  • 甚大な被害を 受けた地域:南部のンサンジェ県、チクワワ県、パロンベ県、ゾンバ県
  • 死亡者数:ンサンジェ県(31)、チクワワ県(0)、パロンベ県(0)、ゾンバ県(2)、ムランジェ県(11)、カロンガ県(1) マンゴチ県(3)
  • 避難世帯/人数:甚大な被害を受けた4県の人口 計:1,653,833人のうち、13,999世帯/69,995人
  • 2015年1月13日 災害宣言対象県数:15

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