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アフリカ緊急募金 第6報
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© UNICEF/HIVA2014-00014/Schermbrucker |
マラウイの女の子。※記事との直接の関係はありません |
ユニセフ・マラウイ事務所は、マラウイを襲った暴雨と大洪水で推計48人が死亡、7万人が避難している状況を受け、ここ数日間で緊急支援を強化する計画を発表しました。事前備蓄物資を利用し、テントやバケツ、浄水剤、簡易トイレの配布を進めています。また、1,500世帯分の救援キットと毛布1,650枚の緊急支援物資が、中央倉庫から被災エリアに急送されました。
増水は作物や家畜、家屋に広域な被害をもたらし、多くの人々が住む場所を失いました。最南部のンサンジェ県では、多くの道路が寸断され、コミュニティが孤立しています。村々の人々、特に最も弱い立場にある子どもたちが溺死する恐れも出ています。
マラウイ共和国大統領は、1964年以来最悪の洪水に見舞われたとして、被災地域に対して災害宣言を行いました。政府は、食糧やテント、防水シート、屋根や窓を覆うためのプラスチック製シート、調理器具、毛布などの非食糧支援物資に加え、不明者の捜索や救命活動を進めるための支援を国際社会に呼びかけています。
これを受け、ユニセフや他国連機関は被害状況の調査を開始し、現場のニーズの把握を進めています。インフラや道路が破壊された状況下での調査が困難をきたしている一方で、必要な情報が収集されています。
■参考情報:被災概況
<1月14日 OCHA(国連人道問題調整事務所)発表>
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