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紛争や洪水の被害を受け続けたパキスタンのカイバル・パクトゥンワ州。風光明媚なスワート渓谷のシーン・パタイ村の畑で人々が忙しく働く中、女の子たちが、修復された公立の女子小学校にいそいそと向かって歩いています。 外はまだ凍てつくほどの寒さですが、ペンキを塗られたばかりの教室の中は、温かさと喜びに溢れています。今、女の子達は、ムサラート・アフザル先生の授業で英語を朗読しているところです。 「紛争が続いていた時、教室は壊されてしまいました。親御さんたちも、娘さん方をそんな危険な学校に通わせたがらなかったのです。私は授業を続けましたが、入学する女の子の数は目に見えて減りました。」(アフザル先生) 「学校へようこそ!」キャンペーン
「今日は特別な日です。」とアフザル先生は言います。「この2年近く、建物の中で授業をすることができませんでした。冬は寒すぎて授業などできませんでした。今日は、ほんとうに久しぶりに教室で授業をする日なのです。」 この日、クラスの外では、ユニセフとともに「学校へようこそ!」キャンペーンを展開している地元のNGOの女性スタッフと、PTC=Parent-Teacher Council と呼ばれる、この学校の日本のPTAにあたる組織のメンバーとの間でミーティングが行われていました。 「学校へようこそ!」キャンペーンは、 マラカンド地区の教育制度を再構築することを目的に、2009年にスタートしました。この地域の教育制度は、長年にわたる反政府勢力と政府軍の間の武力衝突や、昨年7月に発生した大洪水によって、メチャメチャにされてしまったのです。 女の子の就学を増やすために今日のPTCミーティングでは、 女の子の就学を増やすために、地元の人々、特にお母さん方にもっと積極的に参加してもらうための方策などが話合われました。 「学校が壊されて子どもたちが通えなくなってしまった時は、本当にガッカリしました。」PTCの議長を務める、自身も9人の子どもを持つお母さんのディルシャド・ベグムさんは、こう語ってくれました。一番下の娘、イシャラト・ビビちゃん(11歳)も、この学校の4年生のクラスに通っています。 「校舎がまた使えるようになって、この寒い中でも子どもたちが教室の中で授業を受けられるようになりました。今日はとても幸せな日です。私は学校に通えませんでした。だから、これまで色々、本当に苦労しました。娘には、将来のためにちゃんと勉強して欲しいのです。」(ベグムさん) 教育=最重要課題
「紛争中に突然学校が閉鎖されてしまった時は、本当に悲しかったよ。」と語ってくれたのは、アンモル・ジャヴェドちゃん(13才)。「そして今度は洪水で学校が閉鎖されてしまったんだ。」 ユニセフは、シーン・パタイ村はじめ、スワート渓谷の村々に失われた「日常」を取り戻すためには、教育の復興が最重要の課題だと考えています。これまでに、「学校へようこそ!」キャンペーンを通じて紛争や洪水の被害を受けた地域の公立小学校1000校以上を支援。うち900校ほどにPTCが設立されました。ユニセフは、教員やPTCメンバーへの研修以外にも、様々な地域イベントを通じて、学校に通う子どもたちが一人でも増えるよう、働きかけています。 こうした一連の活動は、子どもたちに教育の機会を提供するだけでなく、精神的に疲弊した子どもたちや先生、地域の人々が、心の安らぎを得る一助となっています。 「今は随分良くなったよ」(アンモルちゃん) ************** ◇ 募金のお願い ◇ 公益財団法人 日本ユニセフ協会では、自然災害により困難な状況にある人々に対してユニセフが行う緊急援助を支援する 『自然災害緊急募金』 の受付を行っています。
なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。 |