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パキスタン緊急募金 第56報
厳しい冬の中、断たれかけている生命線

【2011年2月18日 パキスタン発】

最も洪水被害の大きかった地域のひとつ、パキスタン北西部に位置するカイバル・パクトゥンクワ州コヒスタンにあるパッタンの支援物資備蓄倉庫から、子ども用の衣服や靴、毛布、新生児キット、栄養補助剤を含むユニセフの支援物資が、国連専用機に急いで積み込まれました。

この支援物資は、ヒンドゥークシュ山脈の深い山奥にあるカラング・カス村の最も厳しい立場の人々に届けられます。洪水がもたらした鉄砲水と地滑りによって、人里離れたコヒスタン地域の道路と橋は数キロにわたって破壊されたままで、カラング・カス村やその他の地域は陸路によるアクセスが困難な状態となっています。

過去6ヵ月にわたって、ヘリコプターで運ばれているこうした支援物資が、この地域の人々の暮らしを支える命綱となっているのです。

「2010年の7月に起きた洪水で、この谷の全ての橋が流されました。人々は、山頂で身動きが取れなくなっていたのです。」「ユニセフは、ヘリコプターを使って支援物資を届けています。これまでに、のべ4トンの支援物資がアクセスできない地域や、積雪のために孤立しているコヒスタン地域に届けられました。」ユニセフのアリ・ズルクルナイン物資調達担当官はこう話します。

深刻な状況
© UNICEF video
厳しい冬の到来によって、洪水被災地の子どもたちとその家族はさらに厳しい状況に追い込まれています。

厳しい冬の到来によって、厳しい立場にあるこの地域の特に女性や子どもたちは、さらに窮地に追い込まれています。洪水の後、かろうじて残された人が歩けるだけの細い山道も、深い雪で覆われてしまいまいた。

「道がありません。だから、ヘリコプターで運ばれてくる物資だけが頼りなのです。その他にも、食糧の配給もありません。薬もありませんし、何もありません。」クラング・カスちゃん(11歳)の母親のブジャリ・シラジュドゥンさんはこう話します。「村の女性や子どもたちは次第に衰えてきていて、病気に苦しんでいます。病気になっても、私たちにできることは、祈ることだけです。」ブジャリ・シラジュドゥンさんは、涙ながらにこう訴えます。

同じくカラング・カス村出身のグラム・ムハンマドさん(16歳)も、悲惨な状況に直面しています。グラムさんは、ユニセフの支援物資を載せたヘリコプターが到着すると、急いでそこへ向かいます。

「お願いです。私の母を診てください。母はとても具合が悪くて、医療支援が必要なんです。」グラムさんは、こう懇願します。しかし、残念ながら、ヘリコプターは、他のアクセスが閉ざされた地域に食糧を届けなければならず、グラムさんの願いは聞き入れられませんでした。

パートナー団体とともに
© UNICEF video
ユニセフとパートナー団体は、パキスタン北部の洪水被災地に、最低限必要な保健・栄養関連の支援物資を届けていますが、全ての人々に支援を届けるためにはまだ課題が残されています。

「この地域は、以前あった大地震で既に疲弊していました。こうした地域が、今また、洪水の被害と厳しい冬に見舞われているのです。」「降雪と厳しい寒さで、この地域の女性と子どもたちの生活は、さらに厳しいものとなっています。」カラング・カスの最も厳しい立場の人々に、冬用の支援物資を配布しながら、ユニセフのルシオ・メランドリ緊急支援活動調整官はこう話します。

他の国連機関、パキスタン政府、地元NGOの協力を得ながら、ユニセフは、この地域の1,000世帯以上の人々に必須保健物資と栄養補助剤を配布しています。しかしながら、全ての人々に必要とされている支援を届けるためには、まだ課題が残されています。パキスタン北西部の洪水被災地には、14万5,000人の子どもと4万1,000人以上の女性を含む23万人近くの人々が、インフラ被害や豪雪によってアクセスが不可能になった遠隔地で孤立した状態となっているのです。

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