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報告会レポート
ユニセフ東ティモール報告会 「混乱の中の国造り」

東ティモール情報2006年
12月31日 東ティモール復興募金の受付は終了しました
11月2日 平和へのメッセージを伝える青少年センター
7月27日 調査で明らかになった、厳しい実態 安全な水をなかなか入手できない避難民
7月22日 ユニセフ職員への集団暴行事件に関する声明
7月3日 地方の学校は、紛争から逃れてきた子ども達でいっぱいに
6月30日 避難生活を送る子どもたちを、歌とスポーツが勇気づける
6月21日 混乱続く東ティモール 支援を待つ避難民
6月14日 はしかの緊急予防接種キャンペーンを開始
6月6日 教師からコーディネーターへ 〜;避難民キャンプで働く、あるコーディネーターの1日〜;
5月28日 支援は目前、しかし人びとへはいまだ届かず
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東ティモール情報

募金の受付は終了しました


平和へのメッセージを伝える青少年センター

【2006年11月2日 東ティモール、ディリ発】

© UNICEF Timor-Leste/2006/Francis
東ティモールの首都・ディリにある聖ヨセフ・マイナー神学校の外壁に『戦争ではなく平和を愛する文化、ティモール』と言うメッセージを描く少年

14歳のエリオ・ダ・コスタは手を止めて自分の作品を眺めた後、最後の仕上げにとりかかりました。エリオは今、東ティモールの首都・ディリにある聖ヨセフ・マイナー神学校の壁に、平和と非暴力への願いをこめたメッセージを描くのに夢中です。

エリオがメッセージを描いている壁は、彼が家族と共にここ半年間生活している避難民キャンプの隣にあります。エリオの家族のように、ディリで最近発生した暴動により、住んでいた家が被害を受けた家族は数千にのぼります。

9月に入って、ディリでは多くの学校が授業を再開しましたが、エリオは通学を怖がり、学校に戻っていません。4、5月に突如発生した暴動の影響を未だに引きずり、市内では緊張が続き、暴力事件もおこっているため、エリオのように不安から学校に通おうとしない子どもたちは他にもいます。

学校に行かないエリオは、昼の間、ユニセフが支援する現地NGO「青少年コミュニケーションフォーラム(FCJ)」のところで過ごします。

路上で生活する子どもたちへの支援

エリオが生活する避難民キャンプの向かい側で、FCJはディリの路上で働き、生活している子どもたちのために、住む場所やレクリエーション活動、学校外教育のほか、福祉活動や親と離れ離れになってしまった子どもたちを家族と再会させるための活動も行っています。

FCJセンターは若者同士の争いの頻発するサンタクルズ墓地近くに位置しているため、今回の暴動が発生した当初から、その活動の重要性が強調されてきました。時にセンターの敷地内にも、争いから身を隠したり、休んだりという目的で、彼らが侵入してくるからです。

「若者達は騒いで、石を投げつけてきます。」と、FCJの責任者のチプリアーノ・オリベイラは言います。「彼らのことは私達も恐れていますが、接したいと思っています。彼らもまた、私たちを怖がっており、不信感を抱いているに違いないからです」

2001年から、ユニセフは路上で生活する子どもたちのためのFCJセンターを支援しています。この活動は、路上生活を営む子どもたちを暴力、虐待、放置や搾取などから守ることを目的としています。町中での抗争に巻き込まれてしまう若者が増えている今、このような活動はその重要性を増しています。

暴力のかわりに
© UNICEF Timor-Leste/2006/Francis
聖ヨセフ・マイナー神学校の壁の前に一列に並んで平和と暴力追放へのメッセージを描く子ども達 メッセージは通りすがりの車や舗道を歩く人からも読みやすくなっている

センターを囲む外壁に平和と非暴力への願いを込めたメッセージを描くというアイデアは、FCJの活動の一環です。メッセージがかかれている壁は、争いがおこった時に若者達が裏に隠れて互いに石を投げ合うこともある場所です。

このように壁にメッセージを描くことで、路上で生活する子ども達を前向きな活動に参加させることができ、同時に、FCJが暴力や衝突を嫌う、平和と和解のための場所であるということを理解してもらうこともできます。また、エリオのような子どもが、ディリ近郊で頻発する暴動に関与しているグループへ参加することを未然に防ぐための機会にもなります。

10月、センターは若者に絵の具と筆を与え、近くの避難民キャンプや近所の子どもたちに参加を呼びかけて、壁にメッセージを描いてもらいました。たった一日で、壁は「暴力をやめよう」、「ティモールの文化は戦争ではなく平和」などのメッセージで飾られました。

「みんながこのメッセージをみて、争うのをやめてほしいとおもいます」と、エリオは言います。

「少しずつ若者たちの参加を促し、彼らにけんかや争いに代わるものを提供していく必要があります。ゆっくりとですが、彼らと私たちの間に、信頼や友好的な関係が生まれていくでしょう」と、オリベイラは言います。「さらに若者達が、彼らの友達にもセンターの実施する平和活動に参加するよう呼びかけることもできるのです」

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