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4歳のオマル・サレムちゃんは、病院のベッドで横になっています。 彼の小さな身体は傷だらけです。 なかでも、上半身全体におよぶ治療したばかりの傷は、彼が死に直面した日のことを思い起こさせます。
「午後3時でした。」 この悲劇的な出来事を話すファティマさんの顔は、苦痛にゆがんでいました。 この戦闘が始まってまもない頃、彼女はシルトで看護師をしており、負傷兵や多くの民間人負傷者が絶え間なく押し寄せてくる病院で、数週間休むことなく働き詰めでした。 「私は、私の家族が病院へ運び込まれてくる9日前からずっと働いていました。 病院で受け入れている負傷者の数があまりにも多かったのです。 そして、私はその後もさらに16日間、働き続けました。」 結局、ファティマさんがシルトを去り、ベンガジのアル・ジャラア病院に負傷した甥を連れてやって来たのは、勤務していた病院が攻撃のターゲットとなり同僚が殺された、という事があってからでした。 ユニセフが行う支援アル・ジャラア病院は、2月の蜂起の開始以降、厳戒態勢におかれています。イマード・モハメッド医師は、緊急治療室に運ばれてきた何百もの人々を治療してきました。 「たくさんの民間人負傷者がいて、その多くは、主に腹部と大腿部を負傷しています。」 彼は語ります。「彼らのほとんどは病院に到着する前に死んでしまいます。」 また、ベンガジの郊外には、過去の政権と関わったという理由で自国から追われる身となった避難家族が到着しています。 避難に際し彼らは、自分の車やトラックに収まるものなら何でも積んで来ており、廃墟と化した工業用敷地のテントや倉庫で、数週間にわたってキャンプ生活を続けています。 現在、ユニセフはパートナーと協力し、町に近い遷移用地において、避難者が必要とする水と衛生の分野で支援しています。 一時的にトラックや貯水槽を用いて清潔な水を提供すると共に、キャンプ生活をおくる上での恒久的な給水システムも導入しています。 学校の再開
さらにユニセフは、民間の国際援助団体と協力し、子どもたちが本来の姿に戻ることができる場所として、「子どもに優しい空間」をベンガジに14箇所設置しました。 そのうちの5つは国内避難民(IDP)キャンプにあります。 そこで子どもたちは、戦闘の情景や音から離れて、遊んだり、絵を描いたりと、本来の子どもらしい姿に戻ることができます。 ユニセフ・リビア事務所のアマンダ・メルヴィル 子どもの保護担当官は、戦争が子どもに多大な精神的負担を与えている、と強調します。 「子どもたちは、さまざまな困難を経験しています。 そのほとんどが、恐怖という感情につながるものです。」 彼女は訴えます。 「だから、我々の活動の最初の段階は、彼らをどこか安全な場所につれていき、彼らの安全を確保すること、そしてその後に、彼らの生活をできる限り正常な状態に戻してあげることです。」 この点に関する、ユニセフの初期目標の一つは、学校を再開または再建し、親や教師など子どもの世話をする人々に、子どもたちが直面している心理的な問題についての意識を高めることです。また、紛争によって甚大な影響を受け、専門的な支援を必要とする子どもたちの為に、身元確認・照会システムを構築しようと動き出しています。 ************** ◇ 募金のお願い ◇ 公益財団法人 日本ユニセフ協会では、武力紛争などにより困難な状況にある人々に対してユニセフが行う緊急援助を支援する『人道危機緊急募金』の受付を行っています。
なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。 |
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