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フィリピン台風緊急情報2006
12月22日 水の汚染で懸念される感染症の流行:フィリピン・ビコール地域
12月21日 大型台風被害により数千人が家を失い教育が危機に
12月15日 ユニセフ、台風被害へ約15億円の支援を呼びかけ
12月8日 台風により数千の学校、保健センターが破壊される
12月5日 台風21号被災地への緊急支援物資が届き始める
12月5日 台風21号被災地への緊急支援 日本人職員からの報告
12月4日 ユニセフ 台風21号被災地で支援活動を開始
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フィリピン台風緊急情報

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フィリピン大型台風21号被災地へ緊急支援物資が届き始める
被災者は約100万人 その内約45%は子ども

【2006年12月5日、ニューヨーク発】

© UNICEF Philippines/2006/Bito
サン・イシドゥロ村の大通りを歩く7歳のリコくん、フィリピンのサント・ドミンゴにて。台風による大雨と強い風で、村は泥と火山灰に埋め尽くされてしまいました。

フィリピンでは、政府の最新の発表によると、台風21号(レミン:国際名ドリアン)による犠牲者が570人を超えました。

超大型の台風21号は、11月30日から翌12月1日にかけてフィリピンを通過し、大量の泥と火山灰がビコール地方のマヨン火山付近の8村を埋め尽くしました。現在、1,000人が負傷し、470人が行方不明であると推計されています。

「現在行方不明になっている人は、既に亡くなっている可能性が非常に高いです。」ユニセフの広報担当官、デイル・ラスティン氏は言います。「現地は非常に混乱しています。犠牲者の遺体は流されて、別の村で発見されて葬られている場合もあります。依然として状況について不明確な点が多いのが現状です。」

被災地には、緊急支援物資が到着し始めているものの、物資の輸送は難航しています。被害が大きかった村の多くは、洪水によって外の世界と完全に隔離されています。

緊急保健キット到着
© UNICEF Philippines/2006/Bito
台風によって被害を受けた両親の家の前に立つ、25歳のレビーネ・ノイラと2歳の娘アヤナ・ラヴィン、フィリピン・グイノバタンのサンラファエル市にて。レビーネの父親は、瓦礫の片付けをしようとしている。

「被災地に入り、支援活動をすることがとても困難な状況です。」ラスティン氏は言います。「今日になってやっと、ユニセフの調査団が現地入りすることができましたが、避難所の設置も、多くの被災者へ援助物資を提供することも、ほとんど進んでいません。」

今のところ、被災地には2回の物資輸送によって、1万人分の緊急保健キットと基礎医療物資などの援助物資を届けました。ラスティン氏によれば、援助物資は災害発生からわずか数時間で発送されたということです。

「実は、私たちは台風が上陸する前から、援助物資の準備を始めていました。」とラスティン氏は話します。「月曜日(12月4日)に、約4万7,000ドル相当の毛布、ビニル製の防水シートや浄水剤、缶詰、いわし、米などを送り出し、これらの物資は今日(5日)現地に届きました。そして、金曜日(8日)にむけて、より大規模な物資輸送の準備をしています。」

被災者は約100万人

トラックによる輸送で届けられている物資には次のようなものがあります

  • シェルター(仮住まい)用の家族テント  4,000張
  • 大型の貯水タンク 60個
  • 水を運ぶための容器 4,000個
  • マラリア予防のための蚊帳 4,000張

「明日には、どのような支援物資が必要かということや、ユニセフの支援が必要な分野についての情報が入ることになっています。」と、ラスティン氏はいいます。

被災地で活動するユニセフの調査団によれば、今回の災害で約100万人が影響を受け、その45%が子どもであると推計されています。台風21号レミンは、ベトナムでも多くの犠牲者を出し、現在、タイに近づいています。

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日本ユニセフ協会では、現地ユニセフ事務所の要請を受け、緊急募金を受け付けています。
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