驛「譎「�ス�。驛「譏懶スケ譁溽、シ�ケ譎「�ス�シ驛「�ァ陋幢スオ邵コ蟶キ�ケ�ァ��ュ驛「謠�郢摎 財団法人日本ユニセフ協会
緊急支援情報
受付中の緊急募金 >>ロヒンギャ難民 l シリア l 自然災害 l アフリカ栄養危機 l 人道危機 l 過去の緊急募金報告 l
 
一覧を見る


シリア緊急募金
2012/12/21
第23報
“なんとか生き延びている”シリアの子どもたち
2012/12/07
第22報
紛争地の子どもたちに命を守るワクチンを届けるために
2012/12/05
第21報
ユニセフ、学校に対する砲撃を非難
2012/11/23
第20報
冬の厳しい寒さへの対策を
2012/11/07
第19報
シリア難民の子どもたち−;心に負った傷の回復
2012/10/22
第18報
難民キャンプ内外で提供される安全な飲料水
2012/10/16
第17報
レバノン:シリア紛争から逃れるパレスチナ難民が直面する新たな課題
2012/09/25
第16報
子ども達の心を癒す場所(レバノンからの報告)
2012/09/17
第15報
新学期を迎えた子どもたちに、“今”必要な支援
2012/09/11
第14報
急増する難民の子どもたちに、急がれる支援の拡大
2012/09/06
第13報
ユニセフ、子どもたちへの支援を拡大
2012/08/27
第12報
シリア危機 子どもたちへの支援が急務 〜;ユニセフ ヨルダン事務所の報告〜;
2012/08/22
第11報
シリアを逃れた子どもたちの夢を繋ぐために
2012/08/17
第10報
苦難の後に待っていた新たな苦難
2012/08/09
第9報
戦闘の影響を受けている子どもと若者は約100万人に
2012/08/03
第8報
学校に身を寄せる子どもたち
2012/07/27
第7報
支援の最前線に立つ“普通の人々
2012/06/20
第6報
ヨルダン:出口の見えない隣国の武力衝突−;心のケア支援
2012/05/10
第5報
トルコ:つらい過去と先が見えない未来の狭間に立たされたシリア難民の子どもたち
2012/03/22
第4報
武力紛争が続くシリア−;子どもたちの心を苛む出来事
2012/03/08
第3報
ヨルダン:混乱が続くシリアを逃れた子どもたちへの支援
2012/02/23
第2報
子どもたちを巻き込みながら続く武力衝突 ユニセフ事務局長 緊急声明を発表
2012/02/07
第1報
ユニセフ 声明を発表−;子どもたちへの影響を懸念
先頭に戻る



シリア緊急募金 第5報
トルコ:つらい過去と先が見えない未来の狭間に立たされたシリア難民の子どもたち

【2012年5月10日 トルコ発】

© UNICEF video
トルコ南部の学校で、絵を描くシリア難民の女の子。

シリアの騒乱を逃れてきてから14ヵ月。トルコで避難生活をおくるお母さん方が、南部・アンタクヤ郊外にひっそりと佇む家に、子どもたちのための臨時の学校を開きました。算数、英語、トルコ語、そしてコーランの授業をする声が、その家の居間や寝室に響き渡ります。また、その庭は、元気いっぱいの子どもたちが駆け回る校庭に変身しました。

故郷を破壊されてしまった多くの子どもたちにとって、この学校は、新しい日常生活のスタートです。しかし、図工室の壁に飾られている絵の中には、騒乱によって犠牲となったものを今もなお思い出させる内容のものもあります。

ある絵には、民家に向けて発砲する戦車や兵士、そして血の海と化した路上に倒れている男性の遺体が描かれています。赤いインクで傷がしっかり描かれたお父さんやお母さんを描いた絵や、子どもたちが、喪服を着ている絵もあります。

過去の重さに耐える

校長室には、3週間前にシリアから避難してきた16歳のサイードくん(仮名)が座っていました。サイードくんは、シリアにいた頃、クラスメートたちと抗議(反政府)行動に参加。行動の参加者数が増えると、彼らに向かって、銃弾が飛んできました。

「友達のひとりは、胸を撃たれたんだ。『何があったの?大丈夫?』と訊いたけれど、彼は一言も話せなかった」(サイードくん)

サイードくんが子どもの頃から仲良しだった友達2人は、重傷を負いました。サイードくんは彼らを病院へ運びましたが、治療を拒否されてしまいました。最終的に、その子の親が、シリア中で開かれている“秘密の診療所”のひとつに連れて行きました。しかし、サイードくんが友達の姿を見たのは、それが最後となりました。数日後、2人とも息を引き取りました。

トルコに逃れたこのような子どもたちを苦しめているのは、こうした重い過去だけではありません。シリアに残してきた友達や家族、親族も危険な目に遭わされてしまうのではないかという不安にも、耐えなければならないのです。サイードくんのおじさんも、最近行方が分からなくなってしまいました。

これまで起きた全てのことについて、どう感じているかと尋ねると、とサイードくんは泣き出してしまいました。

今すぐに必要な支援

マスタファ・シャキール校長先生は、全校生徒196人のうち、多くの子どもたちが困難を受け入れようと必死にもがいており、彼らの健全な将来を取り戻すためには、さらなる支援が早急に必要だと言います。

「多くの困難に直面していますが、最も深刻なのは子どもたちの精神状態です。特に、血や遺体、争いを見てしまった子は、なかなか集中することができません」シャキール校長先生はこう話しました。

海外で暮らすシリア人たちの寄付によって、本や教材、スクールバスまで揃えることができました。それでも、さらなる支援が必要なのです。

「毎日、ここには多くの記者やマスコミ関係者が来ます。だけど、何も変わりません」(シャキール校長先生)

国境沿いの難民キャンプ

トルコ政府は、着の身着のまま避難してくるシリア人たちのために、国境沿いに、難民キャンプを設置しました。

トルコ政府は、難民キャンプの子どもたちにアラビア語での教育も提供していますが、お父さんやお母さん方からは、13歳以上の子どもや大学に通えなくなってしまった学生を対象にした授業も必要だと話します。

シリアの騒乱には終わりは見えず、難民の子どもたちが直面する問題は、手付かずのままです。トルコに逃れた彼らの未来は見えない状況です。いつ故郷に帰れるのか、帰れる日が本当に来るのか、それすら誰にも分からないのです。

シリア緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「シリア」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
クレジットカードで募金
インターネットバンキングで
コンビニエンスストアから募金する
*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
 

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る