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フィリピン台風緊急募金
2014/11/8
第30報
フィリピン台風から1年 復興と長期的な成長の兆し 被災前よりも“よい”復興を目指して
2014/8/26
第29報
ユニセフ・フィリピン現地報告会『復興への道のりを支えて−;台風30号から9カ月』井本直歩子・前教育専門官の報告
2014/8/4
第28報
フィリピン現地報告会 8/22(金)10時半〜;『復興への道のりを支えて−;台風30号から9カ月』 被災地タクロバンで活動したユニセフ職員の報告
2014/5/5
第27報
「トイレへの支援をありがとう」プライバシーと安全を確保
2014/5/7
第26報
台風から半年 長い復興への道のりに明るい兆し 被災した子どもたちは590万人
2014/3/7
第25報
復興への長い道のり、レジリエンスの強化支援も ユニセフ 4カ月レポートを発表
2014/2/13
第24報
デイビット・ベッカム ユニセフ親善大使 タクロバンの子どもたちを訪問
2014/2/7
第23報
台風から3カ月、55万人の子どもたちを最優先に支援 日本ユニセフ協会を通じ、9億円超の募金
2014/2/6
第22報
フィリピン台風 間もなく発生から3カ月 元オリンピック選手が、被災地で復興支援に
2014/1/22
第21報
台風到来後、保健センターの患者数が急増 ユニセフの緊急保健キット、41万人に3カ月間の治療を可能に
2014/1/8
第20報
学校の再開は復興の始まり 「一緒に前に進もう」 将来に希望をみる子どもたち
2014/1/6
番外編
フィールド・ダイアリー:レイテ島からの便り
「新学期がはじまりました」
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フィリピン台風緊急募金 第22報
フィリピン台風 間もなく発生から3カ月
元オリンピック選手が、被災地で復興支援に

【2014年2月6日 東京発】

© UNICEF Philippines/2014/Naoko Imoto
新学期が始まったフィリピンで支援活動に携わる井本さん(前方、右端)

4年に一度の冬季オリンピックが、明日7日に開会式を迎えます。世界中の目がソチに注がれる一方で、かつてオリンピックの舞台で活躍した日本人女性が今、台風で被災したフィリピンの復興活動に携わり、子どもたちへの教育支援を通して明るい未来を創り出そうと奮闘しています。

引退後の人生、途上国の人々のために

今から18年前に開催されたアトランタオリンピックに競泳の日本代表選手として参加した井本直歩子さんは、選手生活引退後、人道・開発支援の専門家に転身。ユニセフの専門家として、内戦中のスリランカや大地震に見舞われたハイチ、そして東日本大震災の緊急・復興支援活動にも従事。昨年末からフィリピンで、台風30号で被災した子どもたちの支援に携わっています。

© UNICEF Philippines/2014/Naoko Imoto
ユニセフが支援した教室 (レイテ島タクロバン)

4歳のときから、オリンピックの金メダルという夢に向かって進んできた井本さん。途上国に関心を持ち始めたきっかけは、水泳の海外遠征や試合での、様々な国の選手との出会いでした。
「海外遠征が毎年のようにあって、そのときに、自分がすごく恵まれていると思いました。 例えば海外の試合に出て、貧しい国から来た選手がたくさんいます。私のチームメイトたちは早い選手ばかり見ていて、でも、私はなぜか貧しい国から来た選手が好きでした。そういう国の選手をみて、どういう練習しているのかな、ゴーグルかけないのかな等と思っていました。
選手村に行くと、色々な国からの選手がみんな一緒にご飯を食べます。そういうときも、私たちは自分の栄養のことを考えて試合用の食事を摂るのですが、そういう選手たちはアイスクリームをたくさん食べたりとか、プリンのカップをバーっと並べて食べていたりしました。
自分はとても恵まれているということを感じたので、この幸せな水泳生活を引退した後は開発途上国の人のために働きたいなと思ったんです。」(井本さん)

被災発生からまもなく3カ月

© UNICEF Philippines/2014/Naoko Imoto
キラキラとした笑顔のタクロバンの子どもたち。

昨年11月、観測史上最大規模の台風がフィリピンに上陸し、甚大な被害をもたらしてから、今月8日で3カ月。最新の国連人道問題調整事務所(OCHA)の統計によると、この台風により1410万人が被災し、子ども170万人を含む410万人が避難を余儀なくされています。フィリピンの人々の根っからの明るさも手伝い、少しずつ復興支援は進んでいるものの、いまだに仮の家屋やテント、避難所での生活を強いられている人々が依然として多くいます。

先月、ユニセフやNGO、パートナー団体の協力のもと、フィリピンの教育省と社会福祉開発省は台風の被害にあった子どもたちのために、「一緒に前に進もう」をテーマに「バック・トゥー・ラーニング(再び学ぼう)」キャンペーンを開始しました。

紛争や自然災害が発生した直後の混乱の中、そして復興に向け社会が徐々に落ち着きを取り戻す中で、教育がもたらす効果は多岐にわたります。学校は、子どもたちに“安心できる”場所を提供します。学校は、壊滅的な状況の中でも、子どもたちに、友人たちと交わり、日常生活を取り戻す機会を提供するだけでなく、周囲のおとなたちにも、日常のリズムを取り戻し、心を癒す機会を提供してくれるのです。

「いくつになっても、できるだけ多くの子どもたちがよりよい教育を受けられるような仕事を一生やっていきたい。これからの人生は、人のために役立つことをして生きていきたいです」と話す井本さん。教育は、悲しみに沈む心を前向きに変える力を持っています。

井本さんのタクロバンからのお便りはこちら

−井本直歩子(いもとなおこ)さん 略歴−

1976年生まれ 東京都出身、三歳から水泳を始める。
1996年アトランタ五輪800mリレー4位。1994年アジア大会50m自由形優勝。元日本記録保持者
アトランタ五輪後渡米、米国の大学卒業
シドニー五輪選考会後現役引退。スポーツジャーナリストとして雑誌Number等で活躍
2001年 慶應義塾大学総合政策学部卒業
2003年12月 マンチェスター大学大学院卒業
2003-2004年 国際協力機構(JICA)インターンとしてガーナ共和国に派遣
2004-2006年 JICAの企画調査員として、シエラレオネ及びルワンダに派遣
2007-2010年 ユニセフ・スリランカ事務所 教育担当官
2010-2012年 ユニセフ・ハイチ事務所 教育担当官
2011年4月から東日本大震災の緊急・復興支援活動に応援派遣、教育部門の支援を担当
2013年12月からユニセフ・フィリピン事務所 台風30号で被災したタクロバンにて教育部門の支援を担当、現在に至る


「フィリピン緊急募金」は2015年2月1日をもって受付を終了いたしました。
皆様のご協力によって、これまでにユニセフ本部に送金できた額は
307万9,318米ドル(3億1,004万3,929円)にのぼりました。
皆様の温かいご支援に心から御礼申し上げます。

フィリピン台風緊急募金 受付終了について »



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◇ 自然災害緊急募金のご案内 ◇

ユニセフは、世界各地で発生しているさまざまな自然災害の影響を受ける子どもたちのために、緊急・復興支援活動を行っています。日本ユニセフ協会では、ユニセフのこうした活動を迅速に支援するため、自然災害緊急募金を受け付けています。

自然災害緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「自然災害」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
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*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
 

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