スマトラ沖地震・津波情報
ユニセフ救援物資インドネシアに到着 〜最大の被災地、アチェでの救援活動も拡大へ〜 (第7報)
推定450万を超えるインドネシアのスマトラ沖地震・津波被災者。少なくとも50万人が家を失っているとみられます。また、医療的支援を一刻も早く必要としているのは約20万人。ユニセフが準備した医療キットが、12月31日(現地時間)、インドネシアの首都ジャカルタ国際空港に到着。1日(現地時間)にもスマトラに空輸されます。
経口補水塩、浄水剤、マラリア予防薬、応急処置用の医薬品・医療資材等2週間分をまとめたこの医療キットは、ユニセフがインドネシア向けに準備した救援物資の第1陣です。第2陣として、シェルター等に使用されるビニールシート8,000枚が、現地時間3日までにドバイから貨物機3便で空輸されます。これらを含め、今後2〜3週間以内に、総額およそ1,000万米ドル(約10億3000万円)の救援物資がインドネシアに送られる予定です。
アチェの都市機能は完全に麻痺。燃料や飲料水は枯渇し衛生環境も悪化しています。輸送手段もほとんどど無く、電気もほとんど供給されていません。医療施設も実質上、機能麻痺に陥っています。
行政機能が事実上麻痺しているアチェ州内で、ユニセフの現地チームは州内の様々な救援活動を統括しています。ユニセフは、今後48時間以内(現地時間2日まで)にアチェ州に更に多くのスタッフを派遣する予定です。
インドネシアと同様、今回の地震・津波で大きな被害を受けたスリランカにも、既に貨物機2便でテント、医療キット、簡易調理器具セット、経口補水塩、ビニールシート等が空輸され、3日(現地時間)までに浄水剤、シャベル等が貨物機3便で輸送されます。また1月第1週は、両国に向けて、追加の医療キットと家族用飲料水セット1,100個が送られる予定です。
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