|
注:今回発表された費用には、地震発生以来、被災各地の救援活動に既に充てられている費用も含まれています。また、今後現地状況が更に明らかになるに従い、活動内容も逐次見直され、金額も更新されます。
[ユニセフ事務局長キャロル・ベラミー、被災国訪問] スリランカでは、被災地域が北部のジャフナから南部の観光地にかけての東海岸線の広範な地域にわたっており、公式発表で90万人以上が781カ所の避難所で厳しい生活を強いられています。現地時間1日には、スリランカ東部で洪水が発生。新たに1万4000人が避難。避難所15カ所も洪水の被害に遭いました。 また、長年続いた内戦で残された地雷が津波・洪水によって流されて所在が分からなくなっており、人々の生活を脅かしています。 ユニセフは、ケガ人や津波発生後1週間たっても未だ各地に放置されたままになっている遺体を病院へ搬送し、被災各地の被害状況を調査する一方、各避難所等に救援物資を送っています。これまでに飲料水用ボトル10万本、ベッド用シーツ1万枚、タオル、簡易食事セット、15万人分の緊急医療キット、衣料品などを提供しました。 避難所の一部では、女性避難民に対するレイプの発生も報告されています。ユニセフは、地元自治体、警察、地域組織と協力。避難所内に警官を常時配置する等の対策を講じています。 ベラミー事務局長の次の訪問地インドネシアでは、身元や保護者の有無の確認が行われないまま、アチェから多くの「孤児」と称される子ども達が連れ出されはじめており、ユニセフは、インドネシア政府とともに「警告」を発するとともに、その対策を講じ始めています。インドネシア社会福祉省などによると、これまでに400人近くがアチェからジャカルタに連れてこられ、「里親」を申し出た人々や「親戚」を名乗る人々などに「引き取られ」たりモスクなどで保護されていると報告されています。ユニセフは、インドネシア政府や地元NGOなどと、被災地で保護者から離れ離れになっている子どもの発見・登録やサポートセンターの開設を始めています。 |
**************** |
◇ 募金のお願い ◇ (財)日本ユニセフ協会では、被災地域におけるユニセフ活動を支援するための募金を、下記の方法で受け付けています(当協会への募金は寄付金控除の対象となります)。皆様のご協力をお願い致します。
|