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報告会レポート
レバノン帰国報告会 「紛争が子どもたちに残した傷跡」

中東情報2006年
10月30日 レバノンとイスラエルの若者 国境を越えて紛争後を語る
10月16日 レバノン:ついに学校に戻った子どもたち
9月25日 紛争後の生活を支える水と衛生の支援
9月7日 レバノン南部、学校再開への長い道のり
9月5日 レバノン:不発弾10万発 二次災害から子どもたちを守れ!
8月24日 紛争によって破壊されたレバノンの町・子ども達を再び学校へ
8月22日 安全な水を届けるために
8月18日 紛争によって破壊されたレバノンの町・現地スタッフからの報告
8月17日 不発弾の危険から守る
8月15日 帰還しはじめた避難民
8月9日 深刻な人道危機が続く
8月4日 難航する支援活動
8月3日 ユニセフ、はしかの予防接種キャンペーンを開始
8月2日 犠牲者の3人に1人は子ども 困難な状況の中、支援が続く
7月30日 戦争の犠牲になるのはいつも子ども ユニセフ事務局長の声明
7月26日 ユニセフ支援物資、南レバノンに到着
7月24日 ユニセフ2,380万ドルの支援を訴える
7月20日 戦禍に巻き込まれる子どもたちへの支援
7月18日 レバノン:避難民40万。市民200人死亡−;3割が女性と子ども
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中東情報

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レバノンとイスラエルの若者、国境を越えて紛争後を語る

 【2006年10月30日 ニューヨーク発】

© UNICEF/HQ06-1514/Debbas
ユニセフが支援して、紛争で被害を受けた子ども達のために開いたお祭りで、人形劇をする青少年ボランティアの二人。レバノン北東部 ベカ峡地域の街 バールバックにて。

8月に停戦をむかえたイスラエルとヒズボラの紛争の最中、レバノンとイスラエル、双方の国に住む若者たちは、国土が攻撃され、そこに住む人々が家を失ったり、命を落としていく光景に、胸を痛めていました。

戦争が終わった今、年齢に拘わらず、すべての人が何が起こったのかを把握し、復興に向けて立ち上がろうとしています。

イスラエルに住む16歳のシアとレバノンに住む17歳のクリスティンの二人は、紛争中に敵として戦っていた国に住む同世代の若者と話してみたいと思っていました。最近、ユニセフラジオは二人が電話をする機会を設け、その会話が録音されました。シアとクリスティンは、それまで一度も話をしたことがありませんでした。

真実を語る

シアはクリスティンに、紛争が激しさを増してシアの住むハイファの町も爆撃にあい、毎日のように防空壕に避難するようになるうちに、感覚が麻痺していくのがわかった、と話しました。「爆撃が気にならないということではありません」と、シアは言います。「ですが、爆撃音が聞こえて避難しなければいけなくなると、考えるより先に体が動くのです。爆撃のせいで、家が壊れるとか、夢がかなわなくなってしまうとか、そういうことは考えませんでした」

© UNICEF Lebanon/2006/Debbas
ユニセフが支援したお祭りに参加する男の子。レバノン北東部 ベカ峡地域にて

しかし、突然戦争がおわってみると、「爆撃によって人がたくさん死んだことに気づいたのです」と、シアは話します。

クリスティンは、紛争中にイスラエルで何が起こっていたのか、詳しくは知りませんでした。なぜなら、新聞やテレビの報道では、イスラエル側の状況を知ることができなかったからです。 「私たちは事実を知りたいんです」 クリスティンは言います。「レバノン、イスラエル、アメリカや他国のメディアにはわからないことだらけです。なぜなら、これらのメディアそれぞれの報道している内容がいつも同じだとは限らないからです」 クリスティンは、イスラエルで実際に紛争を体験したシアの話を聞けてよかったと話しました。

クリスティンは、ある意味では紛争自体よりも、紛争が終わってからのほうがつらいと話します。レバノンは今回の戦闘が突然始まるまでの15年間、過去の紛争からの復興を進めていました。

「戦闘がレバノンにもたらした被害はすごく大きいと思います。」とクリスティンは言います。「勉強のことを気にかける10代の若者としては、大学の授業の再開が遅れてしまうのが、今一番の心配事です。今回の紛争で受けた被害からの復興にどれだけの時間がかかるのか、まったく想像できません」

対話を始めよう

シアはクリスティンに、祖父母についてのレポートを書いたことで、レバノンや他の中東諸国についての興味が湧いたと、話しました。シアの祖母はシリヤとイラクの国境に生まれました。彼女は祖母の生まれた地どころか、中東地域の多くの国へ旅行することは簡単なことではないと気づきました。

「狭い場所に囚われているような感じです。ちょっと息苦しいのです」シアは言います。「みんな中東地域はひとつだと言うけれど、それは違います。本当はばらばらなのです。どこにも居場所が見つからないような、そんな気持ちがします。クリスティン、あなたは私が生まれて初めて言葉を交わしたレバノン人です。だから、とても緊張していたんです」

シアとの対話により、クリスティンは今回の紛争を違った視点からみることができました。「シアとの対話がレバノンとイスラエル、両国の対話のきっかけになるはずです」とクリスティンは語ります。

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