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財団法人日本ユニセフ協会



レバノン:不発弾10万発
二次災害から子どもたちを守れ!

【2006年9月5日 ジュネーブ発】

8月14日の停戦発効から間もなく1カ月を迎えるレバノン。国内外の避難先から戻った子どもたちを待ち受けているのは、10万発とも言われる不発弾による二次災害。

© UNICEF-LEBANON/2006/DINA DEBBAS

© UNICEF-LEBANON/2006/
DINA DEBBAS

ユニセフは、停戦発効前から、チラシやテレビ・ラジオの公共CMを通じ、特に子どもたちに不発弾の危険性を伝え、「不発弾に近寄らないで!触らないで!」というメッセージを伝える努力を続けています。しかしながら、不発弾による被害は後を絶ちません。国連のまとめでは、停戦発効以来、クラスター爆弾をはじめとする不発弾によって1日平均1人の命が奪われ、3人が重軽傷を負っています。

不発弾の危険性を伝える活動を更に強化するため、ユニセフは、ほぼ全ての被災者が必ず目にする飲料水のペットボトルに、このメッセージを印刷。紛争中から継続して実施している給水活動の一環として、今後1週間以内に南レバノン全域で17万5,000本のペットボトルを配布する予定です。