中国大地震 第6報
ユニセフ、親や保護者を失った(はぐれた)子どもたちの保護を急ぐ
【2008年5月20日 中国・北京発】
四川省を震源とする大地震の発生から8日。ユニセフは、現地で活動する他の国連機関に先駆け、
これまでにテント1000張、毛布15000枚、学用品6万セットなどの緊急支援物資43万ドル相当を被災地に急送しました。
被災各地では、親や保護者を失ったり、混乱の中ではぐれてしまった子どもたちが多数報告されています。この事態を憂慮した中国政府は、20日までに、ユニセフに対し、こうした状況に置かれている子どもたちの実態の把握と保護のための支援を要請しました。この要請を受け、ユニセフ北京事務所では、中国政府当局らとの合同の専門家チームを現地時間22日中に被災地に派遣する予定です。また、こうした「子どもの保護」の分野の他にも、保健、飲料水、衛生、栄養などの分野でも、他の中国政府当局から、今後支援を要請する可能性があるとの連絡が入り始めており、ユニセフ北京事務所は、引き続き関係当局と連絡を密に保ち、更なる支援活動の準備を進めています。
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