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財団法人日本ユニセフ協会




中国大地震 第8報
 ユニセフ 支援物資の調達を急ぐ  
 

【2008年5月22日 中国・北京発】

四被災地へ届けられるユニセフのテント
© UNICEF/HQ08-0338/Adam Dean

ユニセフ中国事務所は、現地時間22日、肉親を失ったり離れ離れになった子どもたちの実態の把握と保護活動のために、中国政府との共同専門家チームを被災地に派遣。また、既に被災地で配布したテントや毛布などに加え、同日までに、5万人分の子ども用の衣服などを発送。24日までに200トンの浄水剤、30日までに200張の仮設教室用の大型テントが被災地に到着する予定です。
また、避難所などの衛生環境の改善を図るための資材や、追加のテント、衣服、靴などの調達を進めています。殆どの資材は、現在までのところ中国国内で調達できていますが、テントに関しては、中国国内の在庫が尽き、また生産量も需要を超えているため、海外での調達を進めています。

四被災地へ届けられるユニセフのテント
© UNICEF/HQ08-0338/Adam Dean

圧倒的な被害状況に対し、様々な支援活動が思うように進まない中、現時点までに、感染症の大量発生など、被災民の健康を脅かす状況の大規模な発生は報告されていません。しかしながら、そうした危機は確実に高まっています。

ユニセフは、保健・医療・飲料水・衛生・栄養・教育などの分野の専門家チームも編成し、子どもの保護分野と同様、中国政府当局と共同で、より専門的な支援活動を開始する準備を進めています。