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2005年にこの地域を襲った地震は、パキスタンの子どもたちにも大惨事となりました。推定1万7,000人の児童・生徒が教室の中で命を落とし、6,000校が全半壊しました。 あの10月の朝の出来事は、いまだに多くの先生方と子どもたちの脳裏に焼き付いています。 「地面が大きく揺れ始めたとき、私達は丁度テストを受けている最中でした。」イクラ・レーマンちゃん(10歳)は、その当時のことを振り返って話します。「先生が、『走って』と言いました。だから走ったんです。私たちは何が起きたのか分からなかった・・・。全てが終わってしまうんだと思いました。」 ユニセフは、地震の影響を受けた地域に、臨時の学校用テントを提供しました。一ヵ月以内に授業は再開されましたが、親たちは、子どもたちを学校に通わせるのをためらっていました。 「とても多くの子どもたちが、学校で命を落としたんです。保護者の皆さんに、再び子どもたちを学校に通わせることを納得してもらうのは、容易なことではありませんでした。」 ナビラ・キアニ先生は話します。「私たち教員は、一軒一軒家庭を訪問し、保護者の方々に子どもたちを学校に通わせるように説得して回りました。」 新しい学校ユニセフは、地震の被災地に新しい学校を建てました。ムハジール・コロニー公立女子学校は、ユニセフが先月までに建設した100校のうちのひとつです。ユニセフは、2010年末までに、さらに186校建設する予定です。 学校が建設されている間、ほぼ毎日、幼い女の子たちは、細い坂道を下り、教室の窓を覗いては、これから建てられる新しい学校の様子を想像していました。 「新しい学校が建設されている最中から、もう嬉しくて、わくわくしていたの。」 4年生のゼーナット・グタムちゃん(10歳)はこう話します。「あの学校が私たちのために建てられていることは知っていたけど、こんなにきれいな学校になるとは思っていなかったわ。一ヵ月前、新しい学校が出来て最初の日の気持ちは、言葉にできないくらいよ。何て言ったらいいのかな?まるで、私たちが住んでいる家よりも、もっと素敵な場所だったような感じかな。」 教員に課せられた重要な役割学校の再建は、「以前よりも良い生活環境を創る」ためのとても良い機会となります。ユニセフの支援で再建されている286校の新しい校舎は、全て、耐震性を備えた構造で設計されています。 「昔のとは違う新しい校舎が建ったので、今はもう怖くないわ。新しい学校は、地震にも強いんだから。」4年生のシャジア・アリ・ロンちゃんは話しました。 学校の先生方は、18万6,000人を超える数の女の子を含む、約42万8,000人の子どもたちを再び学校に通わせるためにユニセフの支援で展開されているこうした活動の中で、非常に重要な役割を担っています。この子どもたちの中には、震災前から学校に通っていなかった3万6,000人の子どもも含まれています。 「お母さんが、宿題を手伝ってくれます」と、ゼーナットちゃん。「お母さんは、学校に通っていたの。だから、うちの家族の中で宿題を手伝えるのはお母さんだけ。女の子が学校に行くことで、家族がみんな勉強できるようになるの。私たちの国には、女のお医者さんも、もっともっと必要だし。」 安定した未来を建設新しい校舎は、空間が広くとられています。教室も、子どもたち一人につき、少なくとも1平方メートルは確保されるよう設計されています。また、衛生的なトイレと手洗い場所を使って、適切な衛生習慣や知識を普及する指導も行われています。体罰は禁止され、先生方は、子どもたちを支え、子どもたちの力になれるよう、「子どもに優しい指導方法」の研修を受けています。 ユニセフは、被災地の小学校に、学校用テントのほかにも、「箱の中の学校」と呼ばれる教材セット、黒板、レクレーションキット、机や椅子、教科書といった緊急支援物資も提供しました。 「教育を受けた女性は、自らの子どもにも教育を受けさせる傾向が高くなっています。」 ユニセフ・パキスタン事務所のルック・ショーバン副代表はこう話します。「家計に積極的に口を出す女性は、家族みんなが安定した未来を築くため、上手に家計をやりくりします。また、基礎教育だけでも受けたことのある女性は、多産をせず、健康で栄養状態の良い子どもを持つ傾向があることが明らかになっています。」 ************** ◇ 募金のお願い ◇ 公益財団法人 日本ユニセフ協会では、自然災害により困難な状況にある人々に対してユニセフが行う緊急援助を支援する 『自然災害緊急募金』 の受付を行っています。
なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。 |