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報告会レポート
レバノン帰国報告会 「紛争が子どもたちに残した傷跡」

中東情報2007年
8月6日 ユニセフの活動の軌跡 フォトレポート
7月12日 紛争から1年−;新たな危機の中も、復興へ向けて活動が続く
2月15日 レバノン南部:給水設備の修復と衛生についての意識を高める活動
2月13日 レバノン南部:紛争で心に傷を負った子どもたちの精神的サポート
2月12日 学ぶことで身を守る:レバノン南部での地雷事故予防教育
1月29日 レバノン人道支援レポート
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中東情報2006年
10月30日 レバノンとイスラエルの若者 国境を越えて紛争後を語る
10月16日 レバノン:ついに学校に戻った子どもたち
9月25日 紛争後の生活を支える水と衛生の支援
9月7日 レバノン南部、学校再開への長い道のり
9月5日 レバノン:不発弾10万発 二次災害から子どもたちを守れ!
8月24日 紛争によって破壊されたレバノンの町・子ども達を再び学校へ
8月22日 安全な水を届けるために
8月18日 紛争によって破壊されたレバノンの町・現地スタッフからの報告
8月17日 不発弾の危険から守る
8月15日 帰還しはじめた避難民
8月9日 深刻な人道危機が続く
8月4日 難航する支援活動
8月3日 ユニセフ、はしかの予防接種キャンペーンを開始
8月2日 犠牲者の3人に1人は子ども 困難な状況の中、支援が続く
7月30日 戦争の犠牲になるのはいつも子ども ユニセフ事務局長の声明
7月26日 ユニセフ支援物資、南レバノンに到着
7月24日 ユニセフ2,380万ドルの支援を訴える
7月20日 戦禍に巻き込まれる子どもたちへの支援
7月18日 レバノン:避難民40万。市民200人死亡−;3割が女性と子ども
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中東情報

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学ぶことで身を守る:レバノン南部での地雷事故予防教育

 【2007年2月12日、レバノン、ホウミン アルタータ発】

© UNICEF video
不発弾の危険について教える授業。レバノン南部にて

9歳になるハッサンは、恥ずかしそうに話しながらも、クラスター爆弾の不発弾がどんな形をしているか良く知っています。

「クラスター爆弾はいろんな形と大きさがあるんだ」ハッサンは言います。「テニスボール位のものもあるし、黒かったり灰色だったりもする。白いリボンがついているものもあるよ。」数十人の子どもたちの前に立ってハッサンは説明します。これは、ユニセフが支援する不発弾についての教育キャンペーンの一環で行われているものです。

イスラエルとレバノンのヒズボラとの紛争が停戦してからほぼ半年がたちます。ユニセフは、子どもたちやその家族を脅かすクラスター爆弾などの不発弾について注意を促す活動をしています。

レバノン南部の国連地雷対策コーディネーションセンターは、この地域で約100万発の不発弾が残されていると推定しています。これらを取り除くにはまだ数ヶ月以上、おそらく1年はかかるでしょう。2006年8月の停戦以降2007年1月末まで、200人以上がクラスター爆弾の爆発で負傷したり、命を落としたりしました。その中には18歳未満の子どもが70人含まれ、内7人が亡くなりました。

子どもたちもメッセージを伝える
© UNICEF video
ポスターやチラシも子どもたちを地雷事故から守ります。

レバノンの地雷除去局やその他のパートナーと協力しながら、ユニセフは不発弾の危険から子どもたちを守ることを最優先課題の一つにしています。啓発キャンペーンを通じて、子どもたちは爆弾や地雷の見分け方、見つけたときはどうすればいいかを学んでいます。ポスターや横断幕、テレビやラジオCMでも、「近づかないで。触らないで。そして関係機関に連絡して」というメッセージを子どもたちへ発信しています。

「子ども達は家族の中心です。学校で学ぶことは家に帰って家族に報告されます。」ハッサンが通う公立校のナワル・シャライム校長は言います。「子どもたちがクラスター爆弾について学んだことは、地域社会にも還元されます。」

キャンペーンでは、子どもにやさしいアプローチを採用しており、重要な情報をゲームや劇、話し合い、交流を通じて伝えます。「ガチョウのゲーム」と呼ばれる活動では、子どもたちはボール紙で作った大きなさいころを投げ、いろんなお話が描かれた紙の上の道をさいころの目の数だけ進みます。

「たとえば、クラスター爆弾が描かれたコマにとまったら、最初のマスまで戻ります」12歳になるファトマは言います。「クラスター爆弾を発見したマスに止まった場合、正しい行動をとっておとなに伝えたら、先に進むことができます。」

InterSOSというNGOで地雷事故予防教育を行っているアリ・バールベキさんは言います。「話し、楽しみながら学んだことを子どもたちは忘れません。参加することなく、座って先生の言うことを聞かされるだけでは、集中力と興味を失ってしまいます。」

正しい行動を身につける
© UNICEF video
不発弾についての重要なメッセージを子どもたちに伝えるためにゲームが作られました。

レバノン南部やベカ峡、ベイルート南部などの不発弾の影響をもっとも受けている地域では、ここ半年様々な教育プログラムが実施されました。ユニセフは、地雷事故予防教育のために200人以上のトレーナーの研修を支援しました。トレーナーは、150村で親や農民、子どもや教師を対象に授業を行います。

「クラスター爆弾について、その危険性について、子どもの方がおとなよりよく知っていることも多いです。」15歳になるリナは言います。「私の地域に住むある男の子は、クラスター爆弾を見つけたときこわがらずに、父親にクラスター爆弾から離れるよう注意したんですよ。」

ユニセフは、地雷やクラスター爆弾の爆発で負傷した子どもたちや若者、親も支援しています。その一つは、レバノン南部のリハビリセンターでの作業療法プログラムの支援です。

「物理的な脅威が取り除かれるまでは、子どもたちを守るための最良の方法は、子どもたちにわかりやすい手法で、安全な行動を身につけてもらうことです。」ユニセフレバノン代表のロベルト・ローレンティは言います。

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