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2008年5月にミャンマーを襲い、甚大な被害をもたらしたサイクロン「ナルギス」。ユニセフでは災害発生直後から現地で緊急支援を行ってきました。昨年に引き続きユニセフ・ミャンマー事務所の保健・栄養事業部長國井修氏が、緊急支援後の復興支援について最新状況を報告しました。 * * * ユニセフの復興支援
ユニセフは、子どもとお母さんに関わるあらゆる支援を行います。ユニセフは被災者の5〜8割に支援が行き渡るよう、自分たちの能力を最大限活かして支援しています。
■保健、医療、栄養
■教育
■住居、食料以外の物資、水と衛生
■子どもの保護 ユニセフの役割
緊急援助ではどの寄付をどの援助機関に回すかの調整が難しく、政府も調整ができません。そのためOCHA(国連人道問題調整部)が、国連機関やNGOなど各機関のまとめ役となっています。またIASC(機関常設委員会)を設け、各機関の活動を話し合い、支援分野毎にリーダー的役割をする機関を決め、その下で各機関が協力して支援活動を行っています。 今回ユニセフは10分野中、水・衛生、栄養、教育、保護、通信の5分野におけるリーダーとして、自らの支援活動に追加して調整業務を担当しました。 今後の展望
■「前より良くする(Built Back Better)」
■見過ごされた災害 * * * 被災から1年が経ちました。最初は被害の規模も把握できない中で行われたユニセフの支援でしたが、現在はみなさまのご協力により復興支援が進んでおります。しかし國井氏が伝えるように、ミャンマーには被災地以外にも、長年に渡って援助を要する子どもが数多くいます。被災地の復興支援と共に、その子どもたちの支援も継続的に行っていく必要があるのです。 ミャンマーの子どもたちのために、引き続き、みなさまの温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。 *** ************** ◇ 自然災害緊急募金のご案内 ◇ ユニセフは、世界各地で発生している洪水や地震などの自然災害の被災者のために、緊急・復興支援活動を行っています。日本ユニセフ協会では、ユニセフが各地で実施する自然災害への緊急・復興支援活動を迅速に支援するため、自然災害緊急募金を受け付けています。
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