日本ユニセフ協会
パキスタン地震緊急募金 受付開始
ユニセフスタッフと救援物資が被災地入り
パキスタン北東部で8日に発生したマグニチュード7.6の大地震により、日本時間9日朝の段階で3000人以上が死亡したと報じられており、今後も死傷者の拡大が懸念されています。財団法人日本ユニセフ協会(本部:東京都港区 会長:澄田 智)は、この大地震による被害を受けた子どもと家族を支援するため、緊急募金の受付を開始しました。
地震発生1時間後から、ユニセフはパキスタン政府や他の国連機関と協力し、カラチにある支援物資集積センターから、被災地に向けて緊急支援物資の輸送を開始しました。支援物資には、毛布、衣服、テント、緊急医療キット、乳幼児のための栄養補助食、浄水錠剤などが含まれます。ユニセフはパキスタン政府とも密接に協力しながら今後必要になるであろう追加支援について決定していきます。
被災地域の人口の半数以上が子ども、約5分の1が5歳未満児であり、子どもたちに対する地震による大きな影響が懸念されています。アン・ベネマン・ユニセフ事務局長は「被災地域の子どもたちは、食料不足や寒さ、病気、トラウマの影響を受けやすく、こうした子どもたちの命を守るための緊急支援は、今後数時間、数日間の我々の最優先課題です」と述べています。
|