「世界手洗いの日」プロジェクト
読売広告大賞「読者大賞」を受賞
【2011年6月10日 東京発】
毎年10月15日に、石けんを使った正しい手洗いの大切さを伝えるためにユニセフなどが実施している「世界手洗いの日」キャンペーンの日本での展開として、2009年から、日本国内のボランタリーパートナー企業各社と電通ソーシャル・デザイン・エンジンのご協力を得て日本ユニセフ協会が実施している「世界手洗いの日」プロジェクト。
昨年のキャンペーンの一環として、読売新聞社の特別協力によって掲載された「世界手洗いの日」プロジェクトの公共広告が、この度、第27回読売広告大賞の「読者大賞」を受賞しました。読者大賞は、読売広告大賞の中で、読者モニターの総合評価が最も高い作品に贈られる賞です。
世界では、5歳の誕生日を迎えずに、命を終える子どもたちが年間約810万人います。その原因の多くは、予防可能な病気です。せっけんを使って、正しく手を洗うことができたら、年間100万人もの子どもの命が守られます。自分の体を病気から守る、最もシンプルな方法のひとつである“正しい手洗い”を広めるため、国際衛生年であった2008年から「世界手洗いの日」として定められました。日本では、2009年から活動がスタート。日本の子どもたちに正しい手洗いを楽しく伝えたいという想いから、「世界手洗いダンス」が生まれました。2年目を迎えた2010年は、「世界手洗いの日」をともに広げていく仲間として、「世界手洗いの日」サポーターを100組、募集。10月15日には、サポーターの皆さんによる独自のイベントが全国各地で行われました。
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第27回 読売広告大賞「読者大賞」を受賞した「世界手洗いの日」プロジェクトの広告。 |
今回の広告のデザインは、電通ソーシャル・デザイン・エンジン様の無償協力により制作いただきました。広告以外にもツールやコピーの制作をはじめ、プロジェクトの立ち上げ時より、全面的なサポートをしていただいています。また、広告の掲載にあたっては、プロジェクトにご賛同いただいたボランタリーパートナー企業様、媒体社様のご協力を得て、出稿が可能となりました。
たくさんのイラストを用い、正しい手洗いや世界の子どもたちの命と健康の問題について、おとなと子どもが一緒に話せるきっかけとなるような内容を目指した今回の広告を御覧になった方々からは、「一つひとつのイラストを隈なく見た」「コメントも時間をかけて読んだ」といった感想も寄せられました。また、「世界では衛生状態の悪い環境にいる子どもたちも多くいることを改めて考えた」との声もいただいています。
日本ユニセフ協会は、今年も「世界手洗いの日」プロジェクトを展開するため、現在準備を進めています。今回、「読者広告大賞」でいただいた賞金は、ポスターやDVDなどツールの制作や発送費用等、今年のプロジェクトに活用させていただきます。
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