
“UNICEF Annual Report 2010”が発表されました
【2011年6月16日】
2010年の1年間に、ユニセフが子どもたちの権利を守るために世界各地で取り組んできた支援活動と収支報告などをまとめた年次報告書、”UNICEF Annual Report 2010”(ユニセフ年次報告2010)がユニセフ本部から発行されました(英語版)。
同報告書では、世界150以上の国と地域におけるユニセフの活動に焦点をあて、特にMDGsの達成に向けて課題となっている「深まっている格差」の是正にもつながる、最も困難な状況にある子どもや女性たちに、より重点を置いた公平性のあるアプローチによる支援活動の様子が紹介されています。保健、教育、保護、アドボカシー(政策提言)活動など、多岐にわたるユニセフの取り組みが要約されています。
ユニセフの財政
ユニセフの収入はすべて、政府からの任意拠出金と民間からの募金に支えられています。2010年の総収入は36億8,200万米ドル。そのうちの57%、20億8300万米ドルが政府からの拠出であり、国内委員会などを通じた民間協力からの収入は全収入の32%を占め、11億8800万米ドルとなり、このうち、プログラム支援費は前年度比13.9%増の33億5500万米ドルでした。(収入と支出の差額分には、前年度からの繰越金を充てています)
ユニセフの収入
合計32億5,600万米ドル |
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ユニセフ予算への拠出
上位10国内委員会
(単位:1,000米ドル)
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国内委員会 |
合計 |
1. |
日本 |
193,605 |
2. |
米国 |
128,751 |
3. |
ドイツ |
104,705 |
4. |
オランダ |
83,103 |
5. |
フランス |
71,375 |
6. |
イタリア |
69,940 |
7. |
英国 |
56,662 |
8. |
スペイン |
55,247 |
9. |
韓国 |
45,080 |
10. |
スイス |
35,780 |
ユニセフの中期事業計画重点分野別の事業支出割合(2010年) |
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