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アフリカ干ばつ緊急募金 受付終了について
全国のみなさまからご支援いただきましたアフリカ干ばつ緊急募金は、受付を終了いたしました。 このよびかけにたくさんの方が応じてくださったおかげで、これまでに2,675万8,815米ドル(22億4,220万5,238円)を送金できましたことをご報告いたします。あらためて皆様のご協力に心より感謝申し上げます。 日本ユニセフ協会は、2011年夏、ソマリア干ばつ発生を受けて、ソマリアをはじめとするアフリカの角地域を支援する「ソマリア干ばつ緊急募金」を開始。その後、2012年1月に、干ばつが拡大したサヘル地域も含めた「アフリカ干ばつ緊急募金」として呼びかけを継続いたしました。
ユニセフは、現地の各政府や他の国連機関、人道支援団体など協力し、各国政府や各国のユニセフ協会(国内委員会)を通じてみなさまからお寄せいただいた資金や募金に支えていただき、アフリカの角地域やサヘル地域で、こうした内容のものとしては史上最大規模の人道支援活動を展開してきました。特に、ユニセフは以下の分野で重点的に活動を行いました。
水と衛生
栄養
保健
教育
<活動の成果> これまでの活動により、重度の急性栄養不良の危機にあった110万人の子どもたちのうち、約75%にあたる、約85万人に対して栄養不良の治療を実施することができ、貴重な命が失われるのを防ぐことができました。 また、はしかの予防接種を190万人の子どもたちに実施し、栄養状態が悪い多くの子どもたちを病から守ることができました。このほか、水不足の村々やコレラの流行が心配される避難民キャンプで28万人以上に安全な飲料水を届けるなど、多岐にわたる活動を実施してきました。 干ばつに加えて、洪水、コレラの流行や紛争など、複合的な緊急事態でしたが、アフリカの角地域、サヘル地域の子どもたちの教育、栄養、保健、衛生の各分野は少しずつ進展を見せています。これらは、子どもたちを取り巻く環境を改善するためにおこなってきた約3年間の支援の賜物です。
しかしながら、アフリカの子どもたちは、紛争、自然災害、政治的不安定、貧弱な社会基盤など、危機的状況下で常に命の危機に直面しています。日本ユニセフ協会では、現在、南スーダン・中央アフリカ共和国への人道支援募金と、その他のアフリカ地域への支援募金を呼びかけています。引き続き、みなさまのあたたかいご支援をよろしくお願い申し上げます。 【関連ページ】 |