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ムサラット・ペルベイズさんは8年前に第一子を出産したとき、60ドル支払って私立の医療施設で出産しました。この出費は、5人の子どもを生んだパキスタン北西にある村の鉄工場で働く労働者の妻にとても大変なものでした。 ペルベイズさんは6回目の出産を迎えます。今回、ペルベイズさんは、暮らしているドラン村にできた新しい助産センターで妊婦検診を受けました。そこでは12ドル弱で出産できます。 このセンターは、ユニセフが支援している「地域の助産師育成プログラム」の卒業生が立ち上げました。センターではペルベイズさんのような母親に、安全かつ安価なケアを提供します。「今回は、家から近くて設備が整った部屋で、訓練を受けた助産師の立会いの元、赤ちゃんを生むことができます。」とペルベイズさん。 助産師が命を救う
パキスタンでは女性の約3分の2が病院やクリニック以外で出産をしています。また、技術のある助産師が出産に立会うケースは全体の39%しかありません。ムラサットさんが住むパンジャブ州では100,000件の出産につき226人の女性が亡くなっているとみられています。訓練を受けた助産師がいれば、毎年こうして亡くなっている何千人もの命を救うことができるのです。 アジザ・イシュラットさん(25歳)は一年前に妊婦の命を救うためドラン村に新しい助産センターを開設しました。イシュラットさんはユニセフとパンジャブ州政府によって支援された地域の助産師育成プログラムを初めて卒業した女性の一人です。 パキスタンの3つの州で試験的に導入された妊産婦保健プログラムでは281名の地域の助産師が訓練を受けました。パキスタンでは伝統的に働く女性に対する偏見が存在するのにもかかわらず、イシュラットさんの夫は彼女をサポートしてくれました。イシュラットさんは州都ラホールで18ヶ月間もの厳しい訓練を受けました。訓練を終えたイシュラットさんはパキスタン看護師協会によって地域の助産師として認定され、ドラン村の多くの女性を助けるためにドラン村へ戻りました。 地域での信頼を築くイシュラットさんは順調に地域の助産師となりましたが、自身で地域のための助産センターを開設するのは容易ではなかったと話します。 「最初に、地域の女性に関心を持ってもらうまでも大変でした。一軒一軒訪ね、助産センターでどのようなサービスを受けられるか、説明して回ったのです。」 時間が経つにつれ、イシュラットさんの努力は報われ、多くの女性や人々に助産センターについて知ってもらえるようになりました。過去一年の間に60件の出産に立会い、22人の妊婦を州の病院に引渡すことができました。30分離れたカスールにある病院までの交通費を払えないお母さんたちは、イシュラットさんの夫がオートバイで運んでくれます。 現在、イシュラットさんは毎月10人の女性に妊婦検診を行っています。このうちの多くは助産センターがなかったら妊婦検診を受けることはなかったでしょう。 村の女性への朗報妊婦検診と出産を手助けするほかにも、イシュラットさんは村の女性にリプロダクティブ・ヘルスや育児についてのアドバイスもしています。幼い娘がいる母親として、患者と関係を築き、困難なときもサポートしています。 この仕事は、イシュラットさんの独立した収入源となり、また、地域内での地位の確立にもつながりました。患者からの治療費に加え、政府からも毎月給料をもらっています。イシュラットさんは、さらに電話での対応を行い、予防接種キャンペーンなど子どもの健康を守る他の活動にも協力しています。 イシュラットさんは何よりも仕事に生きがいを感じています。イシュラットさんは言います。「出産の手助けができることに大きな達成感を感じるのです。」 ************** ◇ 募金のお願い ◇ 公益財団法人 日本ユニセフ協会では、自然災害により困難な状況にある人々に対してユニセフが行う緊急援助を支援する 『自然災害緊急募金』 の受付を行っています。
なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。 |