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東日本大震災緊急募金 第164報
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© 日本ユニセフ協会 |
日本ユニセフ協会-J-CAPTA連携事業の一環として、福島市でCAPスペシャリスト養成講座が終了しました。昨年の秋に、岩手県盛岡市、宮城県仙台市で開催された同講座は、今年は、福島市で、基礎編を2012年9月14日(金)-16日(日)まで、実践編を2012年10月13-14日に開催しました。45名の方々が計5日間にわたる講座を受講されました。
基礎編では、暴力防止教育の理論や思想、子ども虐待についての知識や子ども・おとなワークショップの方法を学び、実践編では、子どもとおとなワークショップを実際に受講者がロールプレーヤーとして実践し、福島中央児童相談所からの講義もありました。基礎編では、テレビ局の取材が入り、研修会の様子も全国放送で流されるなど、活気のある研修会となりました。
今回の研修会も、これまで同様、行政関係者、保健師・助産師などの医療関係者、保育士、学童指導員、教員、子育て支援やNPOの関係者、学生など多岐にわたる職種の方々にご参加いただきました。参加者からは、「頭の中には知識が、心には熱い思いがあふれそうな毎日でした。これから知識と思いを使いながら活動できるよう学び続けたいと強く思っています」、「子どもの頃にいじめや体罰を受けていたが、この養成講座を受けて目からウロコでした。今度は我が子に教える番だと思いました」などの感想が寄せられました。
養成講座の実施を支援した、こどもCAPふくしまのメンバーからは、「多くの方々に参加いただいて、CAPの理解者の輪が広がった」、「福島県では、これからCAPの真価が問われるので、気を引き締めて頑張っていきたい」というコメントがありました。
すでに、来年3月3日にフォローアップ研修会の開催が決まり、参加者は、福島県内の4グループ(福島、郡山、いわき、会津)や宮城県、岩手県のCAPグループに所属して、被災地でのCAPワークショップ開催に携わっていきます。