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日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第156報
岩手県大槌町:町中の子どもたちが集まれる遊び場をつくろう!
遊具お披露目式を開催

【2012年5月3日 岩手発】

日本ユニセフ協会は、東日本大震災支援活動の一環として、復旧・復興のプロセスに子どもたちも参加できる機会をつくり、また、子どもたちが楽しく安心して生活できる街が復興されるよう、岩手県大槌町、宮城県女川町、福島県相馬市の取り組みを支援しています。

岩手県大槌町では、子どもたちが安心して安全に遊べる場所が非常に限られている現状に対し、同町の地域整備部管理用地課が中心となり、仮設住宅団地のサポートセンター敷地内の公園(遊び場)づくりを進めています。日本ユニセフ協会は、この取り組みを応援するため、すべり台などの複合遊具を提供しました。

この公園が町中の子どもたちや町民が集える場所となるよう、住民の意見を反映した公園づくりのプロセス作りも支援。昨年の10月23日には親子ワークショップを開催し、設置される遊具の色やパーツについて、親子でアイディアを出し合いました。(大槌町子どもの公園づくりワークショップ開催の記事はこちら

このたび、大槌地区と小槌地区2か所の仮設住宅団地のサポートセンター隣接地に、海賊船とお城を模した遊具が完成し、5月3日に大槌地区の和野橋下流サポートセンター(和野っこハウス)にてお披露目式が行われました。
当日はあいにくの雨となってしまいましたが、ワークショップに参加した親子などが集まってくださいました。

大槌町地域整備部の土橋部長からは、「仮設等に入居して、新しい環境になっている人もいると思うけれども、この遊具で遊びながらひとりでも多くの友だちを作ってほしい」と挨拶がありました。
遊具設置工事中には近所の子どもたちが興味津々でのぞきにくる姿もみられ、お披露目式に参加した親子からは「いっぱい遊びたい!」「カラフルな遊具ができてうれしい」と遊具で遊ぶのを楽しみにしている声がきかれました。

写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会

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